二代男と改革娘 日韓の人類学者が韓国を語ってみた
出版社: 皓星社
- 日韓文化人類学者の対話から見えてくる、K-POPや韓流ドラマ、タッカルビだけではない韓国の若者事情
日本のネット文化を研究する金暻和さんと、韓国の食文化や人の移動を研究する林史樹さん。研究関心も出身国も異なる文化人類学者の二人が、両国の社会事情について、肌で感じた経験からじっくり語り合います。
韓国の学生や社会人が抱える今日的な悩みは、例えば以下の言葉に象徴されます。「二代男」と「改革娘」、「デート通帳」「ソゲッティング」「N 放世代」「非婚宣言」……。猛烈な勢いで発展してきた韓国経済において、若者や勤労世代の抱える不安と上昇意識に着目し、新自由主義の功罪や、その根底に今なお息づく自然観や伝統的な風習についても読み解きます。
さらに、二人と接点のある神田外語大学で日韓の歴史・文化を学ぶ日本人学生と韓国人留学生の6人による座談会を収録しました。日韓の若者たちは同じ教室で学ぶ際、どのようなことを意識しているのでしょうか?