
人を目撃した人
出版社: 明石書店
- わたしたちが暮らす地はどこですか? 障害者、移民、貧者、病人、非人間動物……。人間の資格を否認され、差別されてきたすべての者たちを「人」として目撃し、人びとの声を小さくする世間の騒音を突きやぶるために現場で闘い続ける哲学者の切実な叫びと障害者との連帯の記録。
- 日本語版序文
プロローグ その日の踊りを記憶し
第一部 二度目の人
ツァラトゥストラの最初の連れ人
二番目の人、ホン・ウンジョン
デヴィッド・グレーバーの朝食
勉強する心情
貧しい者に仕えること
訴え
第二部 病んで申し訳ない人
卑下する苦痛の言語
人間等級に代わる人間点数
断食と空き缶
一四一日の剃髪式
「お前たちは人なのか!」
「迷惑だけかけた」
第三部 見えない人
見えないように働いて消えた人
善良な観覧者
行政の余力にかかっている生命
死の説教者たち
脱施設支援法を制定せよ
第四部 捕獲された人
不法滞在者が残した臓器
拷問の追憶
拷問の裏面
華城のグァンタナモ
捕獲の季節
移住民を追悼する先住民の踊り
強制徴用労働者 李興燮
ミヌ、どうか安らかに
第五部 ともに残った人
ともに生きなければならない
共同隔離を志願した活動家
この冬の身構え
かれが施設に残った理由
マックスはわたしの脱いだ体を見た
偽の鳥たちの巣
病んだ人びとの読書コミューン主義――ある「孤独」と「友情」について
第六部 闘う人
死んだ人の死なない言葉
貧しい者、かわいそうな者、危険な者
罪なき市民は罪がないのか
弱者から脱落する
「わたしたちは狂った」
封鎖された建物の窓の前で
著者イ・ギュシク
「一度は数のうちならず」――ある革命家の幼い頃の話
第七部 連帯する人
韓国障害者たちの闘争形象はどこからやってきたのか――障害解放烈士たちの貧しさと無知、品格なき遺言に対して
わたしたちが暮らす地はどこですか――障害者地下鉄デモのさい、景福宮駅での連帯発言
わたしたちは停車しない電車の前であまりにも長いあいだ待ちつづけてきた人びとです――障害者による通勤ラッシュ時間地下鉄デモのさい、三角地駅での連帯発言
わたしたちは歓迎されない場所で四〇〇日を過ごしています――障害者地下鉄デモ四○○日目、国会議事堂駅での連帯発言
エピローグ 助けてくれ!
訳者あとがき
