中国社会の法社会学

中国社会の法社会学

出版社: 明石書店
著者: 高橋 孝治
  • 郵便事故や信号無視といった身近な問題やルポルタージュなども素材として、中国社会を法社会学的に考察。一見すると「法が守られていないように見える」中国で生じているさまざまな現象の法的根拠を探り、日本において広まっている俗説や誤解を打ち破る。
  •  はじめに
    第1部 中国における諸問題の法的構成
    第1章 中国における外国人の教育を受ける権利――日中の公開教育に着眼して
    第2章 中国で日本企業が経験した製造物責任法に関する理不尽な裁判
    第3章 中国の少数民族刑事政策「両少一寛」の運用と効果に関する考察
    第4章 中国における人権問題の2015年頃の動向――刑事拘束に着眼して
     コラム① 商船三井船舶差押え問題から見る中国の民事法運用
    第5章 中国にとって租税とは何か――乱収費問題を素材として
    第2部 中国における人間の行動の形成と法
    第6章 中国における郵便事故――郵便関連法規の日中比較論
     コラム② 中国で春節が祝われることに関する法社会学初歩的考察
    第7章 中国における信号無視――日中の道路の法社会学
    第3部 ルポルタージュの中の中国と法
    第8章 中国における劇場的法システムという試論――加藤隆則著『中国社会の見えない掟』に描かれた張暁麗事件を素材にして
    第9章 女性差別問題に見る中国の選択性執法――福島香織著『潜入ルポ 中国の女』に描かれたエイズ村のインタビューを素材にして
     コラム③ 郭美美問題に見る中国の刑事法運用
     あとがき

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