法哲学の現在 法哲学年報2023
出版社: 有斐閣
- 日本法哲学会創立75周年記念大会統一テーマ「法哲学の現在」について(亀本 洋)
《グループ1 性・生殖・法》 企画趣旨説明(池田弘乃)/婚姻なき国家における養育者割り当てと生殖(松田和樹)/フェミニズムの身体論と法制度(小久見祥恵)/さらにべつの,あるいはトランスする正義論(綾部六郎)
《グループ2 多様性の価値はどこにあるのか》 企画趣旨説明(石山文彦)/障害/ジェンダーをめぐる多様性(吉岡剛彦)/多様性主義の可能性・限界・課題(浦山聖子)/多様性(概念,価値,デザイン)(若松良樹)
《グループ3 法哲学と実定法学・法実務》 企画趣旨説明(山田八千子)/法的思考の分化と成熟を経て(菊池亨輔)/言うほどすれ違っているのか(米村幸太郎)/法哲学と実定法学・法実務との距離(山田八千子)/法哲学者は法律家のように法を理解するべきである(亀本 洋)/法言説の収斂と法の存在(嶋津 格)
《グループ4 関係的平等主義》 企画趣旨説明(住吉雅美)/「分配的平等主義」対「関係的平等主義」論争の現代的意義(森 悠一郎)/関係的平等主義に対する分配的平等主義からの疑念(藤岡大助)
《グループ5 専門家のあり方:現代デモクラシー論と結びつけて》 企画趣旨説明(大屋雄裕・松尾 陽)/現代統治における専門知(永石尚也)/民主政と専門知(関 良徳)/民主政と専門知との境界を問う(松尾 陽)
《グループ6 法哲学における歴史の問題》 企画趣旨説明(中山竜一)/法の継受と法思想の継受(森元 拓)/東アジアで法を考えるということ(菅原寧格)/欧米の法学・法曹教育における法思想的内容の意義と役割(鈴木慎太郎)/法思想史研究の方法について(鈴木康文)
〈論争する法哲学(書評)〉〈投稿論文〉