なぜ彼女は革命家になったのか
出版社: 法政大学出版局
- 19世紀のヨーロッパで、貧困にあえぐ女性と労働者の地位向上のために連帯を訴え、社会と闘った作家の波乱に満ちた人生を描く。
- 女は男に従うのが当然だった19世紀のヨーロッパで、虐げられた女性と労働者の解放のために連帯を訴え、社会と闘った作家の人生。画家ゴーガンの祖母でもある。
- 女は男に従うべきとされていた19世紀のヨーロッパで、女性と労働者の地位向上のために連帯を訴え、社会と闘った作家フロラ・トリスタン。夫に執拗につけ回され、当局に目をつけられても、貧民街や監獄、工場や病院を取材し、本を執筆し、正義を主張しつづけた。時代にあらがい、自由を求めたそのたくましい精神は、孫の画家ゴーガンにも受け継がれる。
- 屋根裏部屋の王女
暗黒の年月
ドン・ゴエネシュの邸宅で
プライアの奴隷たち
ドン・ピオとの対立
アレキパの内戦
リマの女たち
パリで最初の成功
バック通りの襲撃
テームズ河岸での発見
新たな河岸に向かって
『小冊子』への賛否を問う黒玉と白玉
フランス巡り
ゴーガンの驚嘆すべき祖母
原注
訳者あとがき