ハイデガー=レーヴィット往復書簡
出版社: 法政大学出版局
- 1919年以降、時代の思潮や研究生活をめぐって、師弟は赤裸々な書簡を交わし続けた。二人の哲学者の運命的な抗争と友愛を示す稀…
- 1919年以降、時代思潮や研究生活をめぐって、師弟は赤裸々な書簡を交わし続けた。世界大戦期を生きた二人の哲学者の運命的な抗争と不可能な友愛を示す稀有の文書。
- 1919年の出会い以降、ドイツの哲学者と若きユダヤ系思想史家は、第一次大戦後の時代思潮や困難な研究生活をめぐって赤裸々な書簡を交わし続けた。ナチス政権期の政治的断絶を明確に刻印しながらも、73年のレーヴィットの死まで続いた120通を超える往復書簡群は、時代の証言であると同時に、世界大戦期を生きた師弟の運命的な抗争、そして不可能な友愛を示す稀有のドキュメントである。
- マルティン・ハイデガー書簡集成 編者まえがき
往復書簡 1919–1973
書簡1〜書簡124
補 遺
1 エリーザベト・フェルスター=ニーチェのカール・レーヴィット宛て書簡(一九二七年) 293
2 レーヴィットの教授資格論文についてのハイデガーの所見(一九二八年) 295
3 カール・レーヴィットのイタリア日記から(一九三六年) 300
4 アーダ・レーヴィット=クレマーのエルフリーデ・ハイデガー=ペトリ宛て書簡(一九七六年) 307
5 トートナウベルクのハイデガー家の山小屋帖へのレーヴィットの書き込み(一九二四年) 308
6 レーヴィットが出席したハイデガーの講義・演習一覧 309
編者あとがき
付 録
略 号
マルティン・ハイデガー略年譜
カール・レーヴィット略年譜
カール・レーヴィットの著作(抜粋)
収録ドキュメント一覧
画像の説明
訳者あとがき
人名索引