新編 空を見る

新編 空を見る

出版社: 筑摩書房
著者: 平沼 洋司、武田 康男
  • 薄明から夕焼け。雲や虹、雪など42の事象を、63枚のカラー写真とエッセイで紹介する。空にまつわる文学や歴史的事件も伝える。帯文=森田正光
  • 空を眺めれば、一瞬一瞬、ダイナミックなショーが繰り広げられている。美しい薄明、朝焼け雲、地球影、夕焼け。日常ではなかなか現われない白虹やブロッケン現象、幻日、オーロラなど。そして毎日現われる様々な雲の名前。42の事象を、63枚のカラー写真とエッセイで伝える。気象の説明だけでなく、関連する詩歌など文学や、古今東西の歴史的事件も紹介。
    帯推薦文 森田正光
  • はじめに
    [空を見る]
    薄明―― “かぎろひ”とは
    初日の出 ―― 一陽来復と正月・クリスマス
    朝焼け雲 ―― 春はあけぼの……
    青空 ―― 地球は青かった!
    都会の空 ―― 東京から富士山は何日見える?
    ゆきあいの空 ―― 晩夏から初秋の空
    空と人と風と ―― 風は地球の呼吸である
    地球影―― 冬の朝のピンクの空
    赤い夕焼け・青い夕焼け ―― 火星の夕焼けは青い!
    火山噴火後の夕焼け ―― 火山噴火と異常気象
    台風・ハリケーン・サイクロン ―― エネルギー源は蒸気機関車と同じ
    [雲を見る]
    雲海 ―― 雲の上はいつも快晴
    乳房雲―― 竜巻の発生はあるか!
    笠雲と吊し雲 ―― 富士山の雲は天気俚言の宝庫
    積乱雲 ―― 夏の風物詩だが災害を起こす雲!
    巻雲―― 雨シラス・晴シラス
    飛行機雲と雲の穴 ―― 消滅飛行機雲と穴空き雲
    波状高積雲 ―― 葛飾北斎の赤富士「凱風快晴」
    波頭雲(浪雲) ―― 航空機が恐れる晴天乱気流
    カルマン渦―― 虎落笛の音
    一〇種雲形 ―― 雲の種類は世界共通
    [光を見る]
    彩雲 ―― その出現で元号改変
    光環(光冠・コロナ) ―― 近年は花粉光環が多く発生
    光芒―― 天使の梯子・ヤコブの梯子
    光輪 ―― 航空機のブロッケン現象
    ブロッケン現象 ―― 「御来迎」と「ご来光」の違いは?
    太陽と月の暈―― 暈は雨の兆し?
    幻日―― 偽の太陽・五日並日
    虹 ―― 追いかけてもその下には行けない!
    白虹―― 白虹日を貫けり
    太陽柱―― 宗教も変えさせた
    蜃気楼―― 逃げ水もその一種
    二重富士 ―― 武田氏の写真から命名された現象
    オーロラ ―― 人生で一度は見たい現象の第一位
    [雨・雷・雪を見る]
    寒冷前線 ―― 芥川龍之介の自殺の原因は?
    驟雨―― 馬の背を分ける雨
    雷 ―― “地震・雷・火事・親父〟
    幕電―― 増加している雷日数
    露―― 雪迎え・天使の髪
    雪の結晶 ―― 雪は天からの手紙である
    日本海側の雪雲 ―― 津軽の七雪
    けあらし ―― 霧・靄・霞・朧
     
    屈折、回折、散乱現象、視半径
    一〇種雲の図と表
    おわりに 平沼洋司
    おわりに 武田康男

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