大学という理念 絶望のその先へ

大学という理念 絶望のその先へ

出版社: 東京大学出版会
著者: 吉見 俊哉
  • 東大すら例外でない「衰亡」が取沙汰される現代日本の大学.いま直面する問題は,明治以降の日本の知の歴史の帰結と深い関係がある.社会史の視座と,自ら大学の研究・教育に携わる実践者の視座との双方から,ありうる大学の未来像とその芯である「理念」を大胆に提示する書.
  • 序 章 なぜ,大学が問題なのか——危機の中で思考する
    第Ⅰ部 大学崩壊の時代に
    第1章 爆発の時代に大学の再定義は可能か
    第2章 「人文社会系は役に立たない」は本当か
    第3章 大学院教育の未来形はどこにあるのか
    第4章 「蹴られない東大」を実現する方法
    第5章 大学の不条理と未来――単線から複線へ
    第6章 明日の大学 明日の都市——コミュニティとしての大学=都市
    第Ⅱ部 明日の大学を語る
    第7章 大学に未来はあるのか
    第8章 大学は国に奉仕しているわけではない
    第9章 人生で三回大学に入る社会に向けて
    第10章 日本の大学の何が問題か
    第11章 文系学部解体と大学の未来
    終 章 大学という理念――近代の臨界と自由の結界

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