判断力批判 第一部 訳と詳解
出版社: 東京大学出版会
- 近代美学の礎となった『判断力批判』第一部の翻訳。原文の論理構造を精緻に浮かび上がらせる新訳に、カントのテクスト自体や文法的な事象、個々の術語、文の解釈、カントが参照しているテクスト等についての詳細な情報を捕捉する訳注を付して刊行する、決定版。
- 凡例/目次
第一部 美的判断力の批判
第一篇 美的判断力の分析論
第一章 美しいものの分析論
趣味判断の第一契機、すなわち質に即して
趣味判断の第二契機、すなわちその量に即して
趣味判断の第三契機、すなわち趣味判断において考察される目的の関係に即して
趣味判断の第四契機、すなわち対象への適意の様相に即して
分析論第一章への総註
第二章 崇高なものの分析論
A 数学的に崇高なものについて
B 力学的に崇高なものについて
美的反省的判断の解明に関する総註
純粋美的判断の演繹
第二篇 美的判断力の弁証論
カント『判断力批判』第一部精読篇
文献表/索引