チーヴァー短篇選集
出版社: 筑摩書房
- 繊細で、不条理で、静かな緊張感に満ちた世界を描いた、短篇小説の巨匠による最良の15篇。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞。解説 川本三郎
- ジョン・チーヴァーは、サリンジャーと同時代に都会派の小説家として活躍した。小説世界は繊細で、精妙で、静かな緊張感に満ちている。サバービアの憂鬱、中産階級の孤独、東海岸を書きつづけた。長篇小説もあるが、本領は短篇にある。ピュリッツァー賞、全米批評家協会賞を受賞した『The Stories of John Cheever』のなかから選んだ、メランコリーが漂う極上の15篇
- さよなら、弟
小さなスキー場で
クリスマスは悲しい季節
離婚の季節
貞淑なクラリッサ
ひとりだけのハードル・レース
ライソン夫妻の秘密
兄と飾り箪笥
美しい休暇
故郷をなくした女
ジャスティーナの死
父との再会
海辺の家
世界はときどき美しい
橋の天使
訳者あとがき