
歓楽の家
出版社: 北烏山編集室
- 20世紀初頭のニューヨークの社交界を舞台に、美貌の娘リリー・バートの悲恋と転落を描く。アメリカ文学の古典的名作、待望の新訳。
- 20世紀初頭のニューヨーク。裕福な家庭で育った美貌の娘リリー・バートは、父の破産後もなお、華やかな社交界で生き抜くために、良縁を求めて悪戦苦闘する。耳に痛いことも言ってくれる友人の男性セルデンに心惹かれながらも、彼との結婚は考えられない。上流階級にひそむ悪意と嫉妬、運命のいたずらによって、リリーの人生は少しずつ、転落へと向かってゆく。『無垢の時代』『イーサン・フロム』など近年新訳の出版が相次いでいるイーディス・ウォートンの出世作、待望の新訳。
解説:小林久美子(アメリカ文学者、京都大学准教授)
装釘:宗利淳一