
アン・ドヒョン詩選集 あさみどりの引っ越し日
出版社: クオン
- 文学賞に輝いた作品、教科書に掲載された作品などの代表作をはじめ、詩集10作から選んだ66篇を、詩人が時代とどのように呼応してきたかわかるよう年代順に配した日本オリジナル詩選集。
巻末の編訳者解説「小さなものたちと紡ぐ共生の詩」では、 詩人の来歴や、これまでに発表された著書について詳しく紹介している。
アン・ドヒョンが詩壇にデビューして40年以上が経った。
1980年代という韓国の激動期から詩壇を彩り続ける彼の作品は、
社会の変化に伴って主題が異なっている。しかし、
常に根底にあるのは「共生」だ。人と人、社会、自然との共生を
奥行きのある背景にして、目に見えないものごとを
目に見えるかのように日常の言葉で詩を書いてきた。
――五十嵐真希(編訳者解説より) - 詩人の言葉
一部 生を希望へと前に進ませて(一九八〇年代)
二部 洗いたての陽ざし(一九九〇年代)
三部 水に乱文を綴る心だて(二〇〇〇年代)
四部 捨てられないわたしの脱け殻(二〇一〇年代以降)
編訳者解説 小さなものたちと紡ぐ共生の詩
編訳者あとがき