
砂の境界
出版社: エトセトラブックス
- 国際ブッカー賞受賞!不可視化された女性の無限を描く、インド作家初邦訳。
- 国際ブッカー賞受賞!不可視化された女性の無限を描く、インド作家初邦訳。
- 国際ブッカー賞受賞!
80歳の母が、家を出た。
行き先は、越えられるはずもない
国境の向こう側。
夫を亡くし沈んでいたはずの母が、ある日突然起き上がる。ヒジュラーの友と時を過ごし、娘と旅する先はインド・パキスタンの国境線。カラスは喋り、路は目撃し、神話や哲学も語り出す。あらゆる境界を越え母は進むーー
不可視化された女性の無限を描く、インド作家初邦訳。
「母が踏み出す旅は、何百万人もの人々が歩んだことのある旅だ」――ガーディアン - 第一章 背中
第二章 陽光
第三章 国境の向こう
訳者あとがき