私たちが刈り取った男たち

私たちが刈り取った男たち

出版社: 作品社
著者: ジェスミン・ウォード、石川 由美子、青木 耕平
  • 全米批評家協会賞最終候補作!
    最愛の弟をはじめとする、五人の親しい男たちの相次ぐ早世。自身と家族たち、仲間たちの苦悩と苦闘。そして、アメリカ南部で黒人として生きていくことの困難。全米図書賞を二度受賞した、現代アメリカ文学最重要の作家による、痛切なメモワール。
     私はターシャとブランドンの言葉を思い出し、ログを殺したのは何者なのか、私たちを間引いていくのは何者なのか、考えた。ログの死は自らの行為、彼自身の心臓がもたらした結果だ。ならば私たちを殺す〈何者か〉とは、私たち自身なのだろうか? それともこうして死が累々と重なっていくそばで、愛する者たちが死んでいくそばで、私はなにか、もっと大きな物語を見落としているのだろうか? そもそも相手は人間なのか? ヘッドライトの明かりが闇のなかに銀色の筋となって浮かびあがり、ふいに、その〈何者か〉が闇のようにとほうもなく広大で、底なしで、すぐそこに迫っているような気がしてきた。私は音楽を止め、歌の語りを消して、甲高い虫の鳴き声と窓のそばをひゅうと過ぎていく熱風だけに耳を傾け、家路をたどった。それらのなかに物語を聞き取り、私たちの筋書きを書いている〈何者か〉の正体を突き止めてやろうと試みた。(本書より)
    【内容目次】
    プロローグ
    ここは狼の町 遠い過去~一九七七年
    ロジャー・エリック・ダニエルズ三世 一九八一年三月五日生まれ 二〇〇四年六月三日没
    私たちが生まれる 一九七七年~一九八四年
    デモンド・クック 一九七二年五月十五日生まれ 二〇〇四年二月二十六日没
    私たちは傷つく 一九八四年~一九八七年
    チャールズ・ジョセフ・マーティン 一九八三年五月五日生まれ 二〇〇四年一月五日没
    私たちは見ている 一九八七年~一九九一年
    ロナルド・ウェイン・リザナ 一九八三年九月二十日生まれ 二〇〇二年十二月十六日没
    私たちは学んでいる 一九九一年~一九九五年
    ジョシュア・アダム・デドー 一九八〇年十月二十七日生まれ 二〇〇〇年十月二日没
    私たちはここにいる
    謝辞
    訳者あとがき
  • プロローグ
    ここは狼の町 遠い過去~一九七七年
    ロジャー・エリック・ダニエルズ三世 一九八一年三月五日生まれ 二〇〇四年六月三日没
    私たちが生まれる 一九七七年~一九八四年
    デモンド・クック 一九七二年五月十五日生まれ 二〇〇四年二月二十六日没
    私たちは傷つく 一九八四年~一九八七年
    チャールズ・ジョセフ・マーティン 一九八三年五月五日生まれ 二〇〇四年一月五日没
    私たちは見ている 一九八七年~一九九一年
    ロナルド・ウェイン・リザナ 一九八三年九月二十日生まれ 二〇〇二年十二月十六日没
    私たちは学んでいる 一九九一年~一九九五年
    ジョシュア・アダム・デドー 一九八〇年十月二十七日生まれ 二〇〇〇年十月二日没
    私たちはここにいる
    謝辞
    訳者あとがき

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