
有吉佐和子と現代
出版社: 青灯社
- "文学がもつ「社会を変革する力」を信じ、
現代日本の諸問題を半世紀前に予見していた女性作家がいた。
没後40年を経て再び大注目の有吉佐和子、その人と作品に迫る。
◇ 人種差別、女性の生き方、老年期と介護者、環境汚染──
今日の世界に課されたいくつもの重大テーマに1970年代から言及
◆ 母国・日本をも相対的に眺める、コスモポリタニズム的視点
◇ キュリー夫人に憧れた少女時代からの、科学的観察を用いた文学の手法
◆ 無縁だった文学賞への反骨心を胸に、創作への情熱にかけた短い生涯 - 序章 ベストセラーは社会を変える
第一章 有吉佐和子・人と作品
第二章 『出雲の阿国』──芸能による魂の救済
第三章 『非色』──人間は差別なしに生きられない
第四章 『悪女について』──高度経済成長期の世相を象徴する女実業家
第五章 『恍惚の人』──少子化、高齢化、老人介護の担い手
第六章 『複合汚染』──食べたものが私になる
第七章 『有吉佐和子の中国レポート』──『複合汚染』後日談
終章 有吉佐和子の残したもの
