「日本は海国である」林子平伝

「日本は海国である」林子平伝

出版社: ほんの木
著者: 本間俊太郎
  • 宮城県ゆかりの歴史上の人物、林子平の生涯を描いた長編歴史小説。日本中を下駄で歩きまわり鎖国時代に国防の戦略を唱えた先覚者。
  • 宮城県ゆかりの歴史上の人物、林子平の生涯を描いた長編歴史小説。日本中を下駄で歩きまわり鎖国時代に国防の戦略を唱えた先覚者。当時の幕府は世の中を混乱させると子平を処罰。子平の功績は幕末になりようやく評価された。
  • 林子平は、国内の移動が制限されていた時代に長崎に3度、さらに蝦夷から薩摩まで歩き、カラフトから琉球、小笠原諸島にまで視野を広げ日本の領土を意識していた。
    出島のオランダ商館長らから世界情勢を学んだ子平は、海に囲まれた「海国」日本は海の防衛こそが重要と訴え「三国通覧図説」や「海国兵談」を著した。
    鎖国をしていた幕府に外国による日本侵攻の危険を指摘し、国家の再構築、教育、産業の育成など世界を見据えた戦略的視点を持つことの大切さを説いたのだ。
    しかし、幕府からは世を惑わすとして罰せられてしまう。
    作者は書く。「林子平の評価は時代によって乱高下してきた。しかし、果してその思想は十分理解されたことがあったのだろうか」と。
    混迷が深まっていく近年の世界情勢の中で林子平という「奇人」の生き方と思想は、私たちに何らかのヒントを与えてくれるかもしれない。
  • 序 章 林子平の墓
    第一章 子平の家系と父の出奔
    第二章 父の刃傷とその後
    第三章 戦う場のない武士
    第四章 飛花落花の暗転
    第五章 嘉善を中心にした林>
    第六章 仙台藩主・宗村の藩政と最期
    第七章 子平の建白書
    第八章 遊学の旅へ
    第九章 新たな刺激
    第十章 長崎で世界と出合う
    第十一章 世界地図と兵学
    第十二章 長崎の暮らし
    第十三章 仙台、江戸、長崎を股に掛けて
    第十四章 経済先進地への視察
    第十五章 田沼意次に渡された『赤蝦夷風説考』
    第十六章 『三国通覧図説』刊行なる
    第十七章 予期せぬ転落
    第十八章 最期の日々
    終 章  「海国」日本の先駆者

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