
昭和文学研究 第90集
出版社: 笠間書院
- 昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。年2回刊行。論文・研究動向・研究展望・書評・新刊紹介を収録。
- 昭和期の文学を中心とする近現代文学の研究を対象とした学会誌。年2回刊行。論文・研究動向・研究展望・書評・新刊紹介を収録。
- 【特集論文】
特集 一九九〇年代と文学
物語、この厄介な存在 一九七〇年代から一九九〇年代の物語論………中沢忠之( 6 )
九〇年代の文学――女性作家による「挑戦」――………種田和加子(19)
終わらない「昭和」、始まらない「平成」 ―一九九〇年代における天皇(制)の“幻”と文学―………茂木謙之介(34)
終末を生き延びるためのしるし 大江健三郎『宙返り』論………菊間晴子(50)
日本近代文学の余白に――雑誌『批評空間』(一九九一〜二〇〇二)における水村美苗・多和田葉子・阿部和重………松田 樹(65)
異国の共同体で居場所を見つける――須賀敦子の越境性をめぐって………グアリーニ・レティツィア(82)
【自由論文】
もうひとつの回路――吉屋信子『花物語』と〈同情〉………神戸啓多(98)
石原純の歌論の行方――純粋詩と「民族詩」による伝統へのアンビヴァレンス――………野間 颯(114)
谷崎潤一郎「痴人の愛」の映画化――占領期の〈倫理〉のもとで………佐藤未央子(129)
「その時」と「今」を接ぐ「事実」――大岡昇平「靴の話」を中心に………立尾真士(145)
戦中戦後派の殺人 坂口安吾『復員殺人事件』と高木彬光『樹のごときもの歩く』………西田正慶(161)
人民民主主義と観念小説――大西巨人におれる〈東ヨーロッパ〉………山口直孝(177)
海やまのあひだ、母の/を晦ます「路地」――中上健次「蝸牛」「蛇淫」………寧 宇(192)
無用の告白――古井由吉『神秘の人びと』論………竹永知弘(208)
【資料紹介】
『新夕刊』文藝記事目録(一九四六)─「世にも不思議な新聞社」の輪郭………斎藤理生(224)
【研究動向】
横溝正史………鈴木優作(236)
中里恒子………戸塚 学(240)
島尾敏雄………小嶋洋輔(244)
アダプテーション………鈴木 彩(248)
【研究展望】
〈ポストヒューマン〉と文学研究………藤井貴志(252)
〈文学史〉を教え紡ぎなおすこと………渡邊史郎(255)
養分としての研究者―国立国会図書館デジタルコレクションと文学研究―………岡野裕行(259)
近現代の『源氏物語』受容(カテゴライズ別「初」翻訳5例)―英訳・現代語訳・鑑賞・歌舞伎・漫画―………川勝麻里(262)
【書評】
杉浦 静 著『宮沢賢治 生成・転化する心象スケッチ』………栗原敦(265)
魏晨著『「満州」をめぐる児童文学と綴方活動』………森岡卓司(268)
笛木美佳著『遠藤周作 女性を描く』………長濵 拓磨(271)
山﨑眞紀子ほか著『日中戦時下の中国語雑誌『女声』 フェミニスト田村俊子を中心に』………渡邊 ルリ(275)
山田哲久著『井上靖の歴史的想像力』………末國 善己(278)
中村三春著『物語主義 太宰治・森敦・村上春樹』………黒田大河(281)
小平麻衣子・井原あや・尾崎名津子・徳永夏子 編『サンリオ出版大全 教養・メルヘン・SF文庫』………藤本 恵(284)
瀧田浩著『武者小路実篤文学の構造と同時代状況』………宮越 勉(287)
大橋毅彦著『神戸文芸文化の航路――画と文から辿る港街のひろがり――』………田口道昭(290)
仁平政人ほか 編『阿部次郎ルネサンス 研究の新地平』………瀧田 浩(293)
山口直孝著『大西巨人論 マルクス主義と芸術至上主義』………橋本あゆみ(297)
岩本知恵著『安部公房と境界 未だ/既に存在しない他者たちへ』………山田夏樹(300)
平井裕香著『川端康成の曖昧な声 日本語の小説における文体と身体の交点』………片山倫太郎(303)
安智史著『萩原朔太郎と詩的言語の近代 ――江戸川乱歩、丸山 薫、中原中也、四季派、民衆詩派など』………竹本 寛秋(307)
大城貞俊・村上陽子・鈴木比佐雄 編『又吉栄喜の文学世界』………佐久本佳奈(310)
河原梓水著『SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望』………石川 巧(313)
石井要著『中島敦 意識のゆらぎから複数の世界へ』………山下真史(316)
中山弘明 著『〈学問史〉としての近代文学研究 「はじまり」の位相』………笹沼俊暁(319)
小嶋洋輔・高橋孝次・西田一豊・牧野悠 編著『中間小説とは何だったのか 戦後の小説雑誌と読者から問う』………山岸郁子(322)
【紹介】
後藤隆基 著『乱歩を探して』 ………日高佳紀
スペッキオ・アンナ編『現代女性作家読本21 村田沙耶香』 ………羽矢みずき(326) - 目次
【特集論文】
特集 一九九〇年代と文学
物語、この厄介な存在 一九七〇年代から一九九〇年代の物語論………中沢忠之( 6 )
九〇年代の文学――女性作家による「挑戦」――………種田和加子(19)
終わらない「昭和」、始まらない「平成」 ―一九九〇年代における天皇(制)の“幻”と文学―………茂木謙之介(34)
終末を生き延びるためのしるし 大江健三郎『宙返り』論………菊間晴子(50)
日本近代文学の余白に――雑誌『批評空間』(一九九一〜二〇〇二)における水村美苗・多和田葉子・阿部和重………松田 樹(65)
異国の共同体で居場所を見つける――須賀敦子の越境性をめぐって………グアリーニ・レティツィア(82)
【自由論文】
もうひとつの回路――吉屋信子『花物語』と〈同情〉………神戸啓多(98)
石原純の歌論の行方――純粋詩と「民族詩」による伝統へのアンビヴァレンス――………野間 颯(114)
谷崎潤一郎「痴人の愛」の映画化――占領期の〈倫理〉のもとで………佐藤未央子(129)
「その時」と「今」を接ぐ「事実」――大岡昇平「靴の話」を中心に………立尾真士(145)
戦中戦後派の殺人 坂口安吾『復員殺人事件』と高木彬光『樹のごときもの歩く』………西田正慶(161)
人民民主主義と観念小説――大西巨人におれる〈東ヨーロッパ〉………山口直孝(177)
海やまのあひだ、母の/を晦ます「路地」――中上健次「蝸牛」「蛇淫」………寧 宇(192)
無用の告白――古井由吉『神秘の人びと』論………竹永知弘(208)
【資料紹介】
『新夕刊』文藝記事目録(一九四六)─「世にも不思議な新聞社」の輪郭………斎藤理生(224)
【研究動向】
横溝正史………鈴木優作(236)
中里恒子………戸塚 学(240)
島尾敏雄………小嶋洋輔(244)
アダプテーション………鈴木 彩(248)
【研究展望】
〈ポストヒューマン〉と文学研究………藤井貴志(252)
〈文学史〉を教え紡ぎなおすこと………渡邊史郎(255)
養分としての研究者―国立国会図書館デジタルコレクションと文学研究―………岡野裕行(259)
近現代の『源氏物語』受容(カテゴライズ別「初」翻訳5例)―英訳・現代語訳・鑑賞・歌舞伎・漫画―………川勝麻里(262)
【書評】
杉浦 静 著『宮沢賢治 生成・転化する心象スケッチ』………栗原敦(265)
魏晨著『「満州」をめぐる児童文学と綴方活動』………森岡卓司(268)
笛木美佳著『遠藤周作 女性を描く』………長濵 拓磨(271)
山﨑眞紀子ほか著『日中戦時下の中国語雑誌『女声』 フェミニスト田村俊子を中心に』………渡邊 ルリ(275)
山田哲久著『井上靖の歴史的想像力』………末國 善己(278)
中村三春著『物語主義 太宰治・森敦・村上春樹』………黒田大河(281)
小平麻衣子・井原あや・尾崎名津子・徳永夏子 編『サンリオ出版大全 教養・メルヘン・SF文庫』………藤本 恵(284)
瀧田浩著『武者小路実篤文学の構造と同時代状況』………宮越 勉(287)
大橋毅彦著『神戸文芸文化の航路――画と文から辿る港街のひろがり――』………田口道昭(290)
仁平政人ほか 編『阿部次郎ルネサンス 研究の新地平』………瀧田 浩(293)
山口直孝著『大西巨人論 マルクス主義と芸術至上主義』………橋本あゆみ(297)
岩本知恵著『安部公房と境界 未だ/既に存在しない他者たちへ』………山田夏樹(300)
平井裕香著『川端康成の曖昧な声 日本語の小説における文体と身体の交点』………片山倫太郎(303)
安智史著『萩原朔太郎と詩的言語の近代 ――江戸川乱歩、丸山 薫、中原中也、四季派、民衆詩派など』………竹本 寛秋(307)
大城貞俊・村上陽子・鈴木比佐雄 編『又吉栄喜の文学世界』………佐久本佳奈(310)
河原梓水著『SMの思想史 戦後日本における支配と暴力をめぐる夢と欲望』………石川 巧(313)
石井要著『中島敦 意識のゆらぎから複数の世界へ』………山下真史(316)
中山弘明 著『〈学問史〉としての近代文学研究 「はじまり」の位相』………笹沼俊暁(319)
小嶋洋輔・高橋孝次・西田一豊・牧野悠 編著『中間小説とは何だったのか 戦後の小説雑誌と読者から問う』………山岸郁子(322)
【紹介】
後藤隆基 著『乱歩を探して』 ………日高佳紀
スペッキオ・アンナ編『現代女性作家読本21 村田沙耶香』 ………羽矢みずき(326)