福岡地方史研究 第63号

福岡地方史研究 第63号

出版社: 福岡地方史研究会
著者: 福岡地方史研究会
  • 特集は「玄界灘の考古学」。韓半島と一衣帯水の関係にある北部九州の古代史は、まだ多くの謎を秘めている。遺物の発掘調査・研究と、文献の考察、発掘と文献が一致する金石文の読解など、様々な角度からの考察を試みる。
     * *
    「立岩産石庖丁の流通について」は、立岩遺跡出土の石庖丁の分布を分析。筑豊盆地を囲む山々を越えて広がり、やがて一つのクニに纏まる過程を予感させる。「玄海幻視考」は、百済武寧王陵で発見された誌石銘文から五~六世紀の韓半島南部と北部九州の関係を考察。「北部九州とヤマト王権」では、邪馬台国が北部九州に位置したという前提から、弥生時代の王権の問題に言及する、他収録。
  • 【絵葉書でたどる福岡の歴史(24)】光雲神社遷宮式(石瀧豊美)
    【巻頭言】第十五代天皇・神功皇后(石瀧豊美)
    【特集】玄界灘の考古学
     特集にあたって
     立岩産石庖丁の流通について 流通経路の特定と形成状況(福島日出海)
     北部九州とヤマト王権 (上) 邪馬台国から「磐井の乱」まで(花田俊雄)
     玄界幻視考 前方後円墳と神々の転位(中)(師岡司加幸)
     干珠・満珠譚の神楽化 『異国退治御神楽』(宮﨑家文書)を事例として(弓削淳一)
    【研究ノート】
     忘れられた無産運動、日本農民党における福岡県農民運動家の活躍(濱田周作)
     福岡城天守に関する井手文書「天守之番衆」の成立年代について(大林憲司)
     箱崎宿と箱崎御茶屋 唐津街道の宿駅(有田和樹)
     『頭山満 沈黙の昭和史』補遺(石瀧豊美)
    【随感】古文書蒐集折々譚 その9 「引札」が伝える興味と情報の面白さ(宮 徹男)
    【歴史余話】戦前の職業野球随想 戦争との関わり─新冨卯三郎選手を中心に(有川淳一)
    ■「福岡朝鮮通信使研究会」発表報告(第1~8回)(今村公亮)
    ■〈書評①〉昭和天皇と素浪人頭山満との絆:石瀧豊美著『頭山満 沈黙の昭和史』(師岡司加幸)
     〈書評②〉「記憶」を伝える創意と工夫:梶原康久著『関門北九州の戦争と平和』(山下龍一)
    ■研究会活動寸景
    ■短信往来(有川淳一/今村公亮/太田一樹・太田多恵子/河本信雄 田島 光/濱田とよ子/本田宗也)
    ■編集後記/会員の本の紹介/例会卓話記録他

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