
古代の敗戦国日本
出版社: 東アジア研究会
- 【歴史作家・吉留路樹の幻の遺稿,30年を経て刊行!】
大敗戦後,この国はどうなったか──
日本は2度大敗戦を経験している。20世紀の対米敗戦,その混乱と変動以上の激動が嵐のように吹き荒れた7世紀半ばにおける対唐敗戦である。最古の正史『日本書紀』は,対唐戦を「白村江の戦い」という一局地の戦闘として叙述することで,戦争そのものの真相を隠蔽し,その後に訪れた唐化政治の実体を闇に葬る一方,文脈中に旧倭国の存在を潜ませて,真実を模索する手掛かりを後世に残した──。
日中韓に遺る史料を照らしあわせ,新史実を明らかにする幻の遺稿。3国の関係が緊迫する今こそ刊行する! - はじめに
第一章 白村江前夜
第二章 海水赤し倭軍潰滅
第三章 近江朝覆滅へ
第四章 「壬申の乱」の真相
第五章 天武政権の実態
第六章 藤原不比等の登場
第七章 律令にも唐の影
第八章 藤橘の奪権闘争
第九章 権力に必要な親唐
第十章 自主独立への道
【跋文】『古代の敗戦国日本』出版に添えて[東アジア研究会代表 岡本啓次]