
大学におけるDXとは
出版社: 飛翔舎
- 『大学におけるDXとは』 教育×DX=未来の大学像 ―実践事例から学ぶ改革のヒント
成功例として追手門学院大学の事例を紹介し、ユーザーにとって有用なDXとはなにかを紹介します。
… - 『大学におけるDXとは』
教育×DX=未来の大学像 ―実践事例から学ぶ改革のヒント
本書は、少子化による大学経営の厳しさが増すなか、今後鍵を握るDXを活用した大学改革の重要性を説きます。
DXにおいて重要なのは、単なるデジタル化ではなく、「教育環境の改善」と「教職員の働き方改革」につなげることです。
その成功例として追手門学院大学の事例を紹介し、ユーザーにとって有用なDXとはなにかを紹介します。
DX推進には最新技術の導入とともに、教職員や学生が自ら変わることも重要です。 - もくじ
まえがき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
第1 章 DX とは ・・・・・・・・・・・・・・・11
1. 1. DX とはなにか 11
1. 2. DX のプロセス 13
1. 3. レガシーシステム 16
1. 4. RPA の導入と課題 17
1. 4. 1. レガシーシステムの延命 17
1. 4. 2. RPA のメリットと限界 19
1. 5. 働き方改革とDX 20
第2 章 大学におけるDX ・・・・・・・・・・・22
2. 1. 教育の質保証 24
2. 1. 1. ポートフォリオとは 25
2. 1. 2. 学修ポートフォリオ 26
2. 2. 学修マネジメントシステム 27
2. 2. 1. 大学教育とLMS 27
2. 2. 2. 宝の持ち腐れ 28
2. 2. 3. コロナ禍 29
2. 3. VR の利用 30
2. 3. 1. 学生実験の課題 30
2. 3. 2. 自分たちで問題解決しよう 31
2. 4. MOOCs の登場 32
2. 5. COIL 型教育 33
2. 6. デジタル証明 35
2. 6. 1. 学位証明 35
2. 6. 2. マイクロクレデンシャル 36
2. 7. 通信制大学 38
2. 7. 1. インターネットと通信教育 38
2. 7. 2. ミネルバ大学 39
2. 8. クラウド 40
2. 9. 人工知能 43
第3 章 AI のインパクト・・・・・・・・・・・・44
3. 1. 生成AI の登場 44
3. 1. 1. ChatGPT 45
3. 1. 2. 大規模言語モデル 45
3. 1. 3. 言語処理能力 46
3. 2. ブレイクスルー 47
3. 3. シンギュラリティ 48
3. 4. 機械学習 49
3. 5. 教師あり学習 52
3. 6. 強化学習 53
3. 7. ディープ・ラーニング 55
3. 8. AI を使いこなす 57
3. 8. 1. 学生対応 58
3. 8. 2. 研究分野への応用 59
3. 9. SWOT 分析 60
3. 10. AI の可能性と限界 63
3. 11. エネルギー問題 64
第4 章 DX 推進の課題・・・・・・・・・・・・66
4. 1. デジタルデバイド 66
4. 2. 予算 68
4. 3. カスタマイズの失敗 69
4. 4. アジャイル型開発 69
4. 5. 追手門学院大学の開発事例 72
第5 章 DX を通じたCX の実現・・・・・・・・74
5. 1. CX(カスタマーエクスペリエンス)の実現 74
5. 2. 追手門学院大学の抱えていた課題 76
5. 3. CX デザイン局の設置 79
5. 4. CX トータルシステムの構築 80
5. 4. 1. 統合DB 84
5. 4. 2. OIDAI アプリ 86
5. 4. 3. 次世代LMS 99
5. 5. CX に立脚した教学IR 106
5. 5. 1. OTEMON-INSIGHT の構築 107
5. 5. 2. OIDAI ポートフォリオ「マイカルテ」の構築 111
5. 5. 3. AI アカデミックアドバイザー構想 115
5. 6. 大学における生成AI 活用の留意点と可能性 120
5. 6. 1. 生成AI 活用における主な課題 122
5. 6. 2. 大学におけるAI 活用のための3 つの視点 123
5. 6. 3. 大学で生成AI を活用すべき理由 125
5. 7. DX 推進における外部リソースの適切な活用 126
5. 7. 1. 専門性と実践力 127
5. 7. 2. 大学ビジョンに対する理解と共感 128
5. 7. 3. 大学側の明確な方針の確立 129
5. 7. 4. 費用対効果の測定 130
5. 7. 5. 外部パートナーとの信頼関係 132
第6 章 DX を通じた大学業務改革 ・・・・・・・134
6. 1. ICT とDX の違い 134
6. 2. 追手門学院大学におけるICT 整備 139
6. 3. 追手門学院大学におけるICT 整備の成果と課題 147
6. 4. 2025 年 未来の働き方プロジェクト 149
6. 4. 1. 固定概念からの脱却・パラダイムシフト 150
6. 4. 2. 現状認識 152
6. 4. 3. 価値定義 155
6. 4. 4. 組織の体質改善 163
6. 5. DX を推進する組織設計 164
6. 5. 1. 意識改革から生まれたCX デザイン局 167
6. 5. 2. 業務改革とシステムの両輪 168
6. 5. 3. 横串をさしたCX 起点での改革・改善 170
6. 5. 4. 徹底した工数管理:DX の効果測定 173
6. 5. 5. オペレーションとコンタクトの一元化 176
6. 5. 6. デジタルフロント 180
6. 6. DX を通じた教職員の働き方の変化 184
6. 7. 真の働き方改革を目指して 188
6. 7. 1. 「やりがい」を生み出すDX 189
6. 7. 2. DX によるデータ活用が生み出す学びと成長 190
6. 7. 3. 真の働き方改革とは「やりがい」の改革 191
6. 7. 4. DX が可視化した「やりがい」の重要性 192
6. 8. DX の先にある組織の未来 193
第7 章 DX 推進の鍵・・・・・・・・・・・・・196
7. 1. DX 推進の目的を明確化 196
7. 2. トータルシステムという考え方 197
7. 3. アジャイル型開発 199
7. 4. DX 投資への理解 200
7. 5. 世界観の共有 202
7. 6. 執行部の理解 205
7. 7 外部リソースの適切な活用 206
7. 8. 教職「学」協働 207
7. 9. IR の民主化と組織全体での活用 208
7. 10. 組織風土や文化を変革する挑戦 209
終章 大学の未来とDX・・・・・・・・・・・・211
F. 1. 教育の質保証 212
F. 2. 日本の大学改革 214
F. 3. 大学が消える? 216
F. 4. オンライン講義 218
F. 5. 大学間連携 220
F. 6. 最後は人 221
「学び続ける大学」への挑戦 真銅正宏 ・・・・・223
あとがき ・・・・・・・・・・・・・・・・・・226