
核兵器をめぐる相克
出版社: 吉田書店
- 核抑止と核軍備管理・軍縮の狭間で――
「ジレンマ」に対応する日米両国の実像を、歴史をさかのぼりながら克明に描き出す。 - 序 章 核兵器をめぐる日本とアメリカ――問題の所在と研究の視角
1 問題の所在と研究の目的
2 先行研究の検討
3 分析の視角
4 研究の意義
5 構成と史資料
第I部 SALTをめぐる日本の対米外交――「被爆国」である「同盟国」の実像
第1章 SALTIをめぐる日本外交
1 SALTの開始と日本の基本的態度
2 日米関係の動揺――二つの大きな変化と募る不信感
3 姿勢の変容――モスクワ・サミットと日本の不満
小 結
第2章 SALTIIをめぐる日本外交
1 SALTIからSALTIIへ
2 主張の変容とSALTの国内問題化
3 SALTII協定締結とSALTIIIへ向けた日本のスタンス
小 結
第3章 日本のデタント認識とその影響――マクロな視点から
1 「平和の到来」か、「不安」や「懸念」をもたらすものか
2 「好機」としてのデタント
3 デタントの陰り、終焉と日本の認識
小 結
第II部 SALTをめぐるアメリカの対日外交――ニクソンからカーターまで
第4章 ニクソン・フォード政権の対日政策――変容とその要因
1 ニクソン政権の対日政策とその位置づけ
2 フォード政権の対日政策――前政権からの継続と変容
小 結
第5章 ニクソン政権のSALTIをめぐる対日外交
1 SALT開始までの準備過程
2 SALTの進展と米中和解――組み込まれて動揺する日本
3 SALTIの妥結と「二重性」
小 結
第6章 ニクソン・フォード政権期のSALTIIと日本――位置づけの継続と変容
1 SALTIIの開始――進まない交渉
2 混乱と停滞
3 妥結できないSALTII
小 結
第7章 カーター政権期のSALTIIと日本
1 SALT政策の再検討――「カーター色」の表出
2 SALTIIの結実――約七年ぶりの新協定
小 結
終 章 SALTをめぐる日米の相克
1 SALTをめぐる日本の立場
2 アメリカの対応とその背景
3 過去と現在の対話
主要参考文献
あとがき
事項索引
人名索引
