「九九」が言えないまま大人になる子どもたち
出版社: 寿郎社
- 第一次安倍政権の〈教育基本法〉の改悪(〈戦後教育〉の否定)から18年。その〝成果〟が今、こんなふうに現われている!
- 第一次安倍政権の〈教育基本法〉の改悪(〈戦後教育〉の否定)から18年。その〝成果〟が今、こんなふうに現われている!
- 2006年の第一次安倍政権が〈教育基本法〉を改悪し、戦後教育(民主教育)を否定する教育行政を始めてから18年。今、その〝成果〟が、子どもの不登校の増加や教員の自殺・病欠の増加に現われている。「国際化」「効率化」「デジタル化」の〝かけ声〟とは裏腹に、かけ算の「九九」ができないまま置いてきぼりにされる子どもたち――。地方の小さな塾で教える元小学校教員が気づき、日本社会に警鐘を鳴らした本。
- はじめに――断末魔の教育現場
1 教育現場で起きていること
2 何が何でもデジタル化
3 かけ算「九九」が言えない小学生の続出
4 「繰り上がりのあるたし算」「繰り下がりのある引き算」がわからない子ども
5 おもしろくない学びの極致――3・4年生の社会科
6 おもしろくない学びは理科も同じ
7 国語嫌いが増えている
8 中学校に行く前に英語嫌いに
9 学級づくり
10 小一ギャップ
11 中一ギャップ
12 戦後教育の初心に帰る