忘れられた「教育」!?

忘れられた「教育」!?

出版社: キーステージ21
著者: 安彦 忠彦
  •  本書は、「教育」は学校や大学だけで行われているわけではなく、親(保護者)が子供を一人前の大人にまで育てることを「教育」と呼ぶということをさまざまな視点から語りかけています。本書には「いくら情熱をかけて教育に臨んでも、親鳥と卵の中のひなの「啐啄(そったく)」と喩えられる、子供の側の内発的な意欲に触れなければ、その努力は無駄に終わるのです。」とあります。
     「教育」とは本来、内発的な意欲をもとに、子供一人一人を「自立」に導くことであり、そのことが固有の意味で「教育」であることを、改めて読者に理解してほしいとという願いが込められています。
  • はじめに
    1 「教育」と「しつけ」―個の自立―
    ⑴ 「しつけ」と「訓練」について
    ⑵「教化」(洗脳)について
    ⑶人間としての基礎と基本
    ⑷脳科学から見た子供の成長・発達の段階
    ⑸個性と個人差について
    ⑹公教育と私教育について
    2 自然・社会・学問と人間(ヒト)の関係―「教育」のパラダイム転換の必要性―
    ⑴自然観について=征服・開発(搾取・収奪)の対象から管理・保全の対象へ
    ⑵人間観=「性善説」から性悪説に近い「矛盾説」へ
    ⑶学問(哲学・科学)観=「真理の発見・探究活動」から「真理への絶えざる追究過程」へ
    ⑷ 政治・経済・社会観=間接民主主義・利己主義・個人主義から直接・間接の民主主義・相互扶助主義・
    集団的個人主義へ
    3 「忘れられた」教育観と今後の展望―能力(自己)開発型から能力(自己)制御型への重点移動―
    ⑴現行の国家基準から見た「公教育」の実情とその転換
    ⑵ AI等による教育のデジタル化の在り方=直接体験との均衡ある統合
    ⑶「陰のある不完全な人間」観に基づく、謙虚で丁寧な教育観を!
    ⑷教育学の学びを振り返る=「原点回帰」による未来への展望
    ⑸能力(自己)開発型教育の一面性と能力(自己)制御型教育への重点移動
    おわりに―長めのトリセツ―
    参考文献

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