平等主義暴力

平等主義暴力

出版社: 春風社
著者: ふくだぺろ
  • 「支配のための暴力」の向こうにある「共在としての暴力」
    中央アフリカに住む元狩猟採集民トゥワは、9日に1度は流血の乱闘を起こす。
    だが次の瞬間には歌とダンスがはじまり、笑いがはじける。
    分断や支配を生まない暴力とグルーヴの探究から感情=身体=政治を問いなおす―――
    特設サイトとも連動する、文字・映像の〈マルチモーダルな知〉の実践へ。
    ―「はじめに」より
    彼らの暴力には、他人を支配しようとする意志がほとんど見られない。彼らにとって暴力とは、怒りや悲しみといった感情と身体の生成的な交感であり、統制や支配の手段ではない。むしろ暴力を許容することこそが、平等で平和な社会性を生みだす基盤となっているのではないか。
    ―「序章」より
    いたるところから噴きだし、乱反射する二〇人あまりの声という声。女、男、子ども、老人。みなが叫んでいる。パパン。パンッパパパン。パパンッパン。二、三、四、五。様々なリズムで声にはさまれ、声を衝き動かすハンドビート。手だけではない。手に持ったサンダルを叩く音。棍棒を地面にたたきつける音。鉈をたたきつける音。
    ※フィールドに同行した著者の妻、福田ゆみによる人類学者観察日記つき。
  • はじめに
    序章
    第1章 映像
    第2章 背景
    第3章 闘争
    第4章 音楽
    第5章 罵倒
    第6章 撮影
    第7章 歴史
    終章
    あとがき
    参照文献
    索引

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