
見ることを学ぶ
出版社: 春風社
- 見ることを学ぶという経験はなぜ重要か。ドゥルーズの思想から学習における振り返りの持つ意味を解き明かし、一義的な解釈を受け入れつつ与えるのみでない視点の往来を促す。
- 凡例・略号表
序章 ドゥルーズの「紋切り型との闘い」
第一章 紋切り型と問題――ドゥルーズの思想に通底する主題
第二章 学習の基本構造――『プルーストとシーニュ』のパースペクティヴ主義
第三章 ドゥルーズ自身の「紋切り型との闘い」――カント哲学「批判」と超越論的経験論
第四章 愚かさを見るという能力の誕生――『差異と反復』における学習の理論
第五章 紋切り型に抗うフランシス・ベーコンの技法
第六章 見ることの学習とありのままのこの世界への信――『シネマ』における学習と倫理
終章 紋切り型との闘いというパイデイア――ドゥルーズの学習と教育の理論へ
あとがき
文献一覧
索引