教育が臆病になるとき、子どもは社会の残酷さに丸腰で放り出される

教育が臆病になるとき、子どもは社会の残酷さに丸腰で放り出される

出版社: 学芸みらい社
著者: 兵藤 友彦
  • 過酷な現実を生きる定時制高校生たちと創り上げた、人を好きになる授業『リベラルアーツ国語』。生き延びる身体知を鍛える実践記録。
  • 不登校や貧困、家庭問題を抱える定時制高校生たちと創り上げた授業「リベラルアーツ国語」。知識ではなく、「話す」「聞く」という身体知を演劇を通して育て、人と再びつながり生き延びる力を養う実践記録。
  • 人を好きになること。それがこの授業の目的だ──。不登校、DV、オーバードーズ、自殺企図。貧困や家庭問題を抱え、過酷な現実の中で学校や社会からこぼれ落ちた生徒たちが集う定時制高校で「リベラルアーツ国語」は生まれた。この授業は、知識を教えない。教えるのは、「話す」「聞く」「間をつくる」という、生き延びるための身体の知恵と力だ。演劇レッスンを通して再び人とつながり、魂をしぶとくする授業の記録。教育が踏み込む勇気を失った時代に抗し、生き延びる力を育てる〈演劇×国語〉の挑戦。巻末に気鋭の哲学者との対談を収録。
  • 口絵──「リベラルアーツ国語」の光景
    この本を手にしてくれたあなたへ ~長いまえがき~
    【1学期】意識を他者に向ける 12の授業
    1 安らぐレッスン 世界を感受せよ
    【コラム】からだは意識に先行する────────[兵藤友彦]
    2 極力ゆっくり歩く もっとからだを!
    3 偏愛マップ合コン 好きなもの、書けるか?
    4 並び替え まじめにやってみろ
    【コラム】おせっかい、焼けるか?────────[兵藤友彦]
    5 箸を挟んで立つ 他者の「気配」
    【コラム】ひとりは怖い。でも他者も怖い。────────[兵藤友彦]
    6 背中合わせで立つ 自分で立つ。でも、一緒に立つ。
    【コラム】「意識を相手に向ける」ということ─────[甲村敬司]
    7 倒れかけのレッスン 受け入れる
    8 坂道のエチュード 人として接する/モノとして扱う
    9 息合わせ 他者の発見
    10 ロンド 間(ルビ:あいだ)を作る
    11 指先のシンクロ ふたりになる歓び
    【コラム】不思議で、生温かい気持ち────────[田窪まり]
    12 シンクロンド 自由について
    【コラム】アレルギーから観た人間・環境────────[笹本基秀]
    【2学期】やりとりの練習 11の授業
    13 1から20の数字を重ならないように言う 空気が変わる
    14 シンクロ・ジャンプ 空気が変わる
    15 ボール回し(名前を呼んで) からだが弾むと
    【コラム】「リベ国」は劇薬ではない────────[兵藤友彦]
    16 新聞パンチ 協働する
    17 ティッシュ吹き(二人一組) MAKING OFが大事 
    18 マイムしりとり やり方自体を考える
    19 イエスアンドサークル 聞くことと考えること
    20 形を作る、場所を作る、場面を作る 変わるということ
    21 短いシーンを作る(1) 乗っかる
    【コラム】「リベ国は、なにやっても大丈夫な場だから」────────[兵藤友彦]
    22 短いシーンを作る(2) 仮面を被(ルビ:かぶ)る
    23 創作「~代の娘とお母さん」 自分の中にあるものを形にする
    【コラム】公民館の理想の講座────────[北井康弘]
    【3学期】言葉の花を咲かす 7の授業
    24 コントロールタワー 答えのない問いに向かって
    25 目かくしウォーキング 世界をからだで「感じる」
    26 話しかけのレッスン 話しかけられてる実感、あるか?
    【コラム】私を役者にしてくれたレッスン──[清水万鳳]
    27 ボール回し(「ねえ」と呼びかけて) 声が届く
    28 「おはよう」「おはよう」のレッスン 想いは伝わる
    29 誰の話? 嘘のつき方
    30 ズキュンときた言葉/本 人を好きになる授業
    【コラム】オレの「ズキュンときた言葉」────────[兵藤友彦]
    対談│「不可能」と言われた場所で──リベラルアーツ国語の挑戦 稲垣諭×兵藤友彦
    レッスンを見る、レッスンに参加する
    「聞く」「話す」「間を作る」──アクティブラーニングへの違和感
    「生(ルビ:なま)の言葉」と「社会の言葉」
    「刈谷東の生徒たちは、私だ」
    生活に負けさせない
    リベラルアーツ国語の使命
    「親を見切る」──他者の感覚
    フィクションを演じて現実に出会いなおす
    「倒れかけ」のレッスン──背中をゆだねる
    「手を作る」セラピスト
    竹内敏晴との出会い
    演劇は教育に根づかないか?
    言葉にならない身体に触れる言葉を

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