自伝的革命論
出版社: 言視舎
- 名著『テロルの現象学』前史。はじめて系統的に記述される笠井潔の革命家時代。〈68年〉精神が切り拓いた地平と未決の問い
- 名著『テロルの現象学』前史。はじめて系統的に記述される笠井潔の「革命家」時代。〈68年〉精神が切り拓いた地平と「未決の問い」が露出する。マルクス主義をまっこうから拒絶、半世紀前から変わらない圧倒的な思考と理論…
- 名著『テロルの現象学』前史
はじめて系統的に記述される笠井潔の「革命家」時代。
〈68年〉精神が切り拓いた地平と「未決の問い」が露出する。
市民社会的に微温化して延命をはかるマルクス主義をまっこうから拒絶する、半世紀前から変わらない圧倒的な思考と理論構築。そして、いままた21世紀の「革命」を問う。
〈68年〉当時にブントや中核派や解放派で活動していた同世代の回想録は目につくが、それ以外の小党派の活動家による類書は少ない。本書の新稿部分は、二〇歳を挟んだ六年間を共労党の党員として生きた者による当時の証言でもある。 - 「黒木龍思」名で発表された論文・その時代背景についての書き下ろし新稿を付す
【1967年】 ▼少年ファシストの安保体験
【1968年】▼階級形成論の方法的諸前提
【1969年】▼戦術=階級形成論の一視点
【1970年】▼革命の意味への問いの究明
【1971年】▼戦後解体期の時代精神——長崎浩論
【1972年】▼日本革命思想の転生――近代主義革命思想への〈ロマン的反動〉批判 ▼「近代世界」の基礎構造と「第三世界解放革命─世界共産主義」
【1974年】▼ふたたび「革命の意味」を問うこと
★後継世代による解説付き