アメリカの協働ガバナンス
出版社: 関西学院大学出版会
- アメリカにおける協働ガバナンス研究の最新論文の知見を、システマチックレビューにより統合して理論的枠組みを大きく発展。
- アメリカにおける協働ガバナンス研究の最新の知見をベースとして、協働プロセス全体に関する理論的枠組みと協働アクター間の対等な関係性の規定要因に関する理論的枠組みを大きく発展。
- はじめに
初出一覧
第1章 目的と背景
第1節 目的
第2節 特徴と意義
第3節 既往研究の概括と概念整理
1 Collaboration研究
2 Co-production研究
3 Partnership研究等
第4節 本書の全体像
第2章 協働ガバナンス全体的なモデルの発展
第1節 既存研究における理論的モデル
1 シンプルなプロセスモデル(第1段階)
2 協働ガバナンスモデル(Ansell & Gash 2008, 第2段階)
3 協働ガバナンスのための統合モデル(Emersonら 2012, 第2段階)
4 本書でベースとする理論的モデル
第2節 システマチック・レビュー(第3段階の文献117本)
1 文献の収集・選定
2 文献整理と分析
3 質的統合の結果
第3節 新・協働ガバナンスモデル
第3章 「力/資源/知識の非対称」の均衡に関するモデルの発展
第1節 理論的モデル
1 協働における影響力を評価する枠組み(Purdy 2012)
2 本書における理論的モデル
第2節 研究・調査方法
1 「行政サービスと市民参加に関する自治体全国調査」(辻中・伊藤 2010)
2 本書におけるアンケート調査(市区町村調査)
3 本書におけるアンケート調査(NPO調査)
第3節 統計的検証
1 行政(市区町村)の視点からの検証
2 市民セクター(認定・特例認定NPO)の視点からの検証
3 市区町村調査とNPO調査の比較
第4節 理論的モデル(最終版)
第4章 まとめ
Appendix システマチック・レビューによる質的統合の結果(詳細・一覧)
参考文献
索引