「令和マンションブーム」から考える日本の住宅論
出版社: 関西学院大学出版会
- 不動産を購入するなら価格が暴落しない物件を選びたい。研究者的な目線と投資家としての目線をあわせて展開する、実践的住宅論。
- なぜいま集合住宅が高値で売られているのか、どんな物件があとで後悔しないものなのか。難病をかかえつつ第二の住居を得ようとした社会学者が、実体験から展開する日本の住宅論。
- はじめに
第1章 事故物件から考える「家」
コラム1 IDDM(1型糖尿病)と私
第2章 広い意味での「事故物件」
第3章 耐震強度の諸問題
コラム2 日本の住宅ローンと金利
第4章 災害と「街の暮らし」─阪神大水害と阪神・淡路大震災
第5章 「富女子」たちの住宅購入
コラム3 バラック
第6章 「夢のマイホーム」─昭和中期(高度経済成長期)の郊外と現在の住宅事情
コラム4 一〇〇年前のソウルの集中豪雨について
第7章 「同潤会アパートメント」から「51C型」へ、「ニュータウン」から「限界ニュータウンへ」
─「資産」幻想が生まれた都市型住宅の「履歴書」
コラム5 敗戦前の日本にも「エアコン」はあった
注
参考文献
あとがき