英国労働党の公検査政策

英国労働党の公検査政策

出版社: 関西学院大学出版会
著者: ハワード デイビス、スティーブ マーティン、石原 俊彦、大林 小織
  • 英国政府が1997年から約10年間に実施・施工・変革した外部検査制度を、理論と実務とその歴史的背景の側面から考察する。
  • より多くの国民や住民が財政の現状を正しく理解し、民意のもとで財政をコントロールするために、英国労働党のもとで実践された公検査制度に注目し学ぶための基本書。
  • 1 公共サービス検査の台頭(Steve Martin, Howard Davis)
     1.1 序論
     1.2 検査アプローチ
     1.3 検査理論
     1.4 検査の拡大
     1.5 検査のインパクト
    2 自治体行政サービスの検査(James Downe)
     2.1 序論
     2.2 自治体における検査の歴史
     2.3 ベスト・バリュー
     2.4 包括的業績評価(CPA)制度
     2.5 イングランド自治体における現行の検査体制
     2.6 スコットランドとウェールズにおける検査
     2.7 包括的業績評価とベスト・バリュー監査とウェールズ改善プログラム
     2.8 自治体検査のインパクト
     2.9 自治体検査の行方
    3 成人と子ども向けソーシャルケアの検査(Chris Johns, David Lock)
     3.1 ソーシャルケアの規制制度の発展
     3.2 英国の検査制度
     3.3 検査プロセス
     3.4 検査の新たな焦点
     3.5 今後の課題
    4 教育と訓練の検査──改善から説明責任まで(Jane Martin)
     4.1 教育と訓練における検査制度の進化
     4.2 英国の検査制度
     4.3 検査のインパクト
     4.4 検査の方法とプロセス
     4.5 改善の推進力となる検査
     4.6 将来展望─拡大と変化の時代における「目的適合性」の確保
    5 ヘルスサービスの規制と検査(Kieran Walshe)
     5.1 序論
     5.2 NHSの規制と検査の歴史
     5.3 NHS以外のヘルスサービスの規制と検査の歴史
     5.4 イングランドにおける現行のヘルスサービス規制の仕組み
     5.5 規制と検査のインパクト
     5.6 英国内の4つの「地域」のヘルスケア規制と検査の多様な展開
     5.7 ヘルスケア検査の将来
    6 検査と刑事司法機関(John W. Raine)
     6.1 序論
     6.2 刑事司法機関の既存の検査枠組み
     6.3 刑事司法・地域安全・拘置施設の単一検査機関
     6.4 結論
    7 全体論的公共サービス検査(Steve Bundred, Clive Grace)
     7.1 序論
     7.2 全体論的公共サービス規制
     7.3 共同検査と検査機関
     7.4 共同アプローチ
     7.5 リスクと機会
    8 業績のパラドックス──公共サービス評価の政治(John Clarke)
     8.1 序論
     8.2 公共サービスの業績─政府のパラドックス
     8.3 信頼できる情報源とは?─独立性のパラドックス
     8.4 公共サービスの問題─公共性のパラドックス
     8.5 競争を促す評価─成功のパラドックス
     8.6 最後のパラドックス─懐疑的な世界における業績評価
    9 公共サービス検査の将来(Howard Davis, Steve Martin)
     9.1 序論
     9.2 共通のテーマ
     9.3 検査のインパクト
     9.4 検査の将来

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