グローバル・ヒバクシャ

グローバル・ヒバクシャ

出版社: 名古屋大学出版会
著者: ロバート・A・ジェイコブズ、竹本 真希子、川口 悠子、梅原 季哉、佐藤 温子
  • 広島・長崎だけではない、世界的な被曝の全体像へ──。彼らはなぜ不可視化されてきたのか、科学と政治の観点から問い直す。
  • 広島・長崎だけではない、惑星的な被曝の全体像へ──。現在の科学的知見や幅広い聞き取り調査を踏まえて、核実験・原発事故・ウラン採掘の被害者をはじめ、これまで不可視化されてきた世界のヒバクシャの実態を追究。原爆の記憶や福島の経験と接続するとともに、核抑止論の前提を鋭く問い直す。
  •  日本語版に寄せて —— メイド・イン・ジャパン
     はじめに
    序 章 放射線にさらされ、不可視化されるもの
         ブラボー実験
         グローバル・ヒバクシャ
         犠牲者を定義する
         冷戦下の核戦争
         子孫を死に至らしめる
         国家史を越えて
      第Ⅰ部 科 学
    第1章 爆心地
         核兵器の作用
         広島と長崎における疾病と死亡率
         好 機
         ABCC と寿命調査
         寿命調査の内在的問題
         寿命調査の外在的問題
         むすびに
    第2章 残存する粒子
         向骨性核種
         核実験場での疾病と死亡
         残留する放射線の害
         生態系に組み込まれる放射性核種
         短期的・長期的な疾病予防
         世界各地の放射性トレーサー
         グローバル生態系に遍在する人為的起源の放射性降下物
         むすびに
      第Ⅱ部 人 々
    第3章 共同体の崩壊
         粒子に囲まれた子育て
         分断される家族
         受け継がれてきた知の鎖を断ち切る
         数えられた人々、数えられなかった人々
         むすびに
    第4章 汚染の隠蔽
         核災害後の人々と言説の管理
         寿命調査の兵器化 —— 放射性降下物のさらなる不可視化
         自然と汚染空間の浄化
         森林火災と野生生物
         共同体の経済的相互依存と文化的自己決定
         不可視化されたものを見る目を養う
         むすびに
      第Ⅲ部 軍 事
    第5章 汚染対象の選定
         ビキニとエニウェトクの選定
         カザフスタンとノバヤゼムリャ(ソ連の核実験)
         ネバダ(米国の核実験)
         オーストラリアとキリバス(英国の核実験)
         アルジェリアと仏領ポリネシア(フランスの核実験)
         ロプノール(中国の核実験)
         むすびに
    第6章 限定核戦争としての冷戦
         グローバルにみた核実験
         地球規模の熱核戦争としての第三次世界大戦
         ソ連と米国による自国民に対する戦争としての冷戦
         放射線兵器として核兵器を捉える
        「長い平和」としての冷戦
         限定核戦争
         むすびに
      第Ⅳ部 未 来
    第7章 スローモーションの核戦争
         核技術の適切な管理
         核技術における管理不全
         使用済み核燃料の適切な保管
         無能さの現れとしての深地層への保管
         先行き不明な境界線を引く
         遠い将来とのコミュニケーション戦略
         合理的な人間と非合理的な人間
         時間的な暴力
         むすびに
     おわりに —— 目を見開くこと
     謝 辞
     訳者あとがき
     注
     索 引

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