100年先の憲法へ

100年先の憲法へ

出版社: 太郎次郎社エディタス
著者: 太田 啓子
  • あの朝ドラを読み解けば憲法がわかる?
    みんなの「はて?」にこたえる入門書
    熱い反響を呼んだNHKドラマ『虎に翼』を題材に、『これからの男の子たちへ』(大月書店)で知られる弁護士・太田啓子さんが憲法の基礎を紙上レクチャー。
    100年前の女性たちから現代に託されたメッセージとは? ジェンダー平等を阻害しない「これからの」男性像とは?
    “虎翼愛”全開で語り尽くします!
    ──おもな目次──
    第1部 『虎に翼』が教えてくれた憲法
    [寄稿] 「はて?」の想いをつなぐ場に   三淵邸・甘柑荘保存会 上谷玲子
    第2部 男性たちの群像 
    1 花岡と轟――「感情の言語化」とホモソーシャルの克服
    2 優三――「ケアする男性像」と対等な関係性
    3 小橋――「マジョリティ男性」の変化の歩み
    4 穂高先生――「リベラルな理解者」の二つの顔
  • はじめに
    第1部 『虎に翼』が教えてくれた憲法
    憲法を主人公にしたドラマ『虎に翼』
    そもそも憲法って何?
    憲法は国民から国への命令(立憲主義)
    敗戦によって書き込まれた「基本的人権」
    多数決で決めた法律でも侵害できない権利
    従いたくない法律を変えるには?
    尊属殺をめぐる違憲判決の例
    憲法は少数者の権利のためにある
    三淵嘉子が辿った茨 の道
    憲法24条と民法改正
    ベアテから日本女性たちへの贈りもの
    家制度をめぐる論戦とシスターフッドのリレー
    「個人として尊重」される権利と同性婚訴訟
    「あげた声は決して消えない」――「不断の努力」の大切さ
    [寄稿] 「はて?」の想いをつなぐ場に   三淵邸・甘柑荘保存会 上谷玲子
    第2部 男性たちの群像 
    1 花岡と轟――「感情の言語化」とホモソーシャルの克服 88
    花岡の建前と隠された本音
    「思ってもないことを宣うな
    轟の変容
    2 優三――「ケアする男性像」と対等な関係性
    男らしさの三つの要素―優越志向・権力志向・所有志向
    優三が見せた別の強さとケア能力
    ギンズバーグ判事を支えたケア力が高い夫
    3 小橋――「マジョリティ男性」の変化の歩み
    感情の言語化
    男性裁判官たちの友情
    「平等な社会の邪魔者にはなりたくない」――ミソジニーとの決別
    それでも、「男もつらいよ」では終わらない
    4 穂高先生――「リベラルな理解者」の二つの顔
    「続けて」が示す傾聴力
    寅子の怒りはなぜ届かなかったのか
    民法改正案審議会での再会
    少数意見になることを恐れない
    寅子が花束贈呈を拒否した理由
    あとがき

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