「憲法上の権利」の体系

「憲法上の権利」の体系

出版社: 中央大学出版部
著者: 斎藤 孝
  • 憲法により国民に保障された権利について、権利の規範構造論〈担い手、名宛人、対象〉を手がかりに体系的に論じたものである。
  • 憲法により国民に保障された「権利」について,権利の規範構造論〈担い手,名宛人,対象〉を手がかりに体系的に論じたものである。本書は「権利」を「固有の権利」・「権能」・「権能への権利」に三分することを前提とする。
  • 憲法により国民に保障された「権利」(憲法上の権利)について、権利の規範構造論を手がかりに体系的に論じたものである。権利の規範構造論によると、「権利」とは権利の三要件〈担い手、名宛人、対象〉が憲法規範(規定)上満たされたものである。三要件が満たされない権利は「権能」に分類されるとする。憲法上の権利は、「権利」と「権能」そしてこの権能を求める権利(「権能への権利」)に三分される。この三要件のほかに、総則的権利と個別的権利、権利と原則規範、実体権と手続権、第一次的権利と第二次的権利、不作為権と作為権などの分類も「憲法上の権利」の体系論には必要であるとする。最後に権利の主体と性質についても論ずる。
  • 序(問題意識と論述手順)
    第一章 権利の規範構造 ―権利命題の考察から―
    第二章 総則的権利
    第三章 個別的権利
    終章 ―「憲法上の権利」の体系図―

人気の社会/思想/経済書籍

クレジット表示/商標について
サイトについて