
自衛権の系譜(増訂版)
出版社: 信山社出版
- 国連憲章制定前の自衛権の有り様は解明されたのか? その歴史的系譜を考証。19世紀から第二次世界大戦までの自衛権史。
- 国連憲章制定前の自衛権の有り様は解明されたのか? その歴史的系譜を考証。19世紀から第二次世界大戦までの自衛権史。
- ◆国連憲章制定前の自衛権の有り様は解明されたのか? ― 19世紀~第二次世界大戦の自衛権史◆
再考証された自衛権の法史。まず19世紀に、自己保存権や緊急権を基礎に自衛権が生まれたとする。次に戦争の違法化で新たな自衛権概念が誕生したが、不戦条約上の自衛権の範囲には様々な解釈があったとする。そしてこの多様な解釈は第二次世界大戦まで存在したため、現在の自衛権解釈は大戦後の実行によるしかないと結論づける。論理と表現を磨き、第8章では新たに米国の連合国援助も検討した。 - 『自衛権の系譜―戦間期の多様化と軌跡(増訂版)』
西嶋美智子(久留米大学法学部准教授) 著
【目 次】
増訂版はしがき
◆序 章
1 問題の所在
2 検討の視座
3 本書の構成
◆第Ⅰ部 自衛権概念の萌芽◆
◇第Ⅰ部の概要
◆第1章 19世紀の国家実行
第1節 デンマーク艦隊事件(1807年)
第2節 アメリア島事件(1817年)
第3節 米墨国境事件(1836年)
第4節 カロライン号事件(1837年)
第5節 ヴァージニアス号事件(1873年)
第6節 ベーリング海漁業事件(1886年)
第7節 小 括
◆第2章 19世紀の学説
第1節 自己保存権
1 欧 米
2 日 本
第2節 自己保存権(自衛権)と戦争
1 欧 米
2 日 本
第3節 小 括
◆第Ⅱ部 新たな自衛権概念の出現◆
◇第Ⅱ部の概要
◆第3章 第一次世界大戦直後の条約
第1節 国際連盟規約
第2節 相互援助条約
第3節 国際紛争平和的処理に関する議定書
第4節 ロカルノ条約
第5節 小 括
◆第4章 不戦条約
第1節 新たな自衛権概念
第2節 不明瞭な自衛権概念の外縁
1 自衛権の範囲をめぐる各国の見解
2 「自己判断」をめぐる各国の見解
第3節 小 括
◆第5章 戦間期の学説
第1節 自衛権論一般
1 欧 米
2 日 本
第2節 先行行為
第3節 権利行使の対象
第4節 正当化される措置
1 戦争の制限・禁止
2 正当化される措置
第5節 必要性・均衡性
第6節 小 括
◆第Ⅲ部 異なる自衛権概念の混在 ◆
◇第Ⅲ部の概要
◆第6章 満州事変
第1節 事実の概要
第2節 日本政府の主張
第3節 国際連盟の諸機関および諸国家の見解
1 戦争に至らない武力行使について
2 自衛権について
第4節 国際法学者の見解
1 欧 米
2 日 本
第5節 小 括
◆第7章 日華事変
第1節 事実の概要
第2節 日本政府の主張
第3節 中国および国際連盟の諸機関の見解
1 中国の主張
2 極東諮問委員会報告書
第4節 国際法学者の見解
1 欧 米
2 日 本
第5節 小 括
◆第8章 第二次世界大戦
第1節 事実の概要
第2節 日本政府の主張とその評価
1 日本政府の主張
2 アメリカの評価
3 日本の国際法学者の見解
第3節 アメリカ政府の主張とその評価
1 アメリカ政府の主張
2 日本の評価
第4節 小 括
◆終 章
1 19世紀~20世紀初頭の自衛権
2 戦間期~戦中期の自衛権
3 結 論
・主要参考文献
・索 引 - 西嶋美智子 著;0301;01;国連憲章制定前の自衛権の有り様は解明されたのか?その歴史的系譜を考証。19世紀から太平洋戦争までの自衛権史。;20220501