
マクリーン事件最高裁判決の克服に向けて
出版社: 信山社出版
- 外国人の出入国管理及び在留中の処遇に関する新たな理論構築と実務への提言。国際法と憲法の専門家の協働による、貴重な考察。
- 外国人の出入国管理及び在留中の処遇に関する新たな理論構築と実務への提言。国際法と憲法の専門家の協働による、貴重な考察。
- ◆外国人の出入国管理及び在留中の処遇に関する新たな考察-今、重要判決を新たに現代的な視座から捉え直す◆
外国人の出入国管理及び在留中の処遇に関する新たな理論構築と実務への提言。国際法と憲法の専門家の協働による貴重な考察。
【本書の内容:1)マクリーン事件最高裁判決の前提となっている国際慣習法を再検討、2)国際人権条約の国内適用について,裁判例及び伝統的な学説を批判的に検討、3)憲法上の学説及び裁判実務における権利性質説の基礎付け及び内容の問い直し、4)入管法における収容に関する基本権保障のあり方】 - 『マクリーン事件最高裁判決の克服に向けて―入管行政における裁量統制』
村上正直・安藤由香里 編
【目 次】
・はしがき
🔶第Ⅰ部 マクリーン事件最高裁判決「裁量論」への再挑戦🔶
🔷第1章 出入国事項における主権的裁量は絶対的か?─マクリーン判決における国際慣習法上の根拠批判─〔北村泰三〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 伝統的国際法における出入国に関する国家の裁量
Ⅲ 出入国問題と国家の出入国規制権限
Ⅳ 外国人の「追放」に関する国際慣習法の現在位置
Ⅴ おわりに
🔷第2章 日米同性カップル在留資格訴訟はマクリーン法理に風穴を開けたのか〔曽我部真裕〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 日米同性カップル在留資格訴訟の概要
Ⅲ 日米同性カップル在留資格訴訟各判決の憲法論
Ⅳ 法規範の各段階における平等原則・比例原則
Ⅴ おわりに
🔷第3章 外国人の退去強制事案に関する裁判例の分析〔髙橋 済〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 裁判例の分析
Ⅲ 司法審査の厳格化の原理
Ⅳ 最後に
🔶第Ⅱ部 国際人権基準による裁量統制🔶
🔷第4章 庇護希望者・難民のみなしルフルマン/偽装された自主帰還の禁止 ─学説・人権機関の実行・国際判例の現状と課題─〔小坂田裕子〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ みなしルフルマンをめぐる議論の展開と類型
Ⅲ みなしルフルマン禁止に対する国家の反発と国家の意図要件論
Ⅳ 欧州人権裁判所におけるみなしルフルマン
Ⅴ おわりに
🔷第5章 子どもの最善の利益原則から見た入管の裁量統制─最優先に考慮の意味─〔安藤由香里〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 背景事情
Ⅲ 在留特別許可
Ⅳ 子どもの最善の利益原則
Ⅴ 他国における子どもの最善の利益原則の適用事例
Ⅵ 補完的保護による子どもの最善の利益の保護
Ⅶ おわりに
🔷第6章 入管収容と自由権規約第9条1項─東京地裁2025年6月17日判決の検討─〔村上正直〕
Ⅰ はじめに
Ⅱ 事実の概要と規約第9条1項に関する委員会解釈
Ⅲ 判 旨
Ⅳ 検討と評価
Ⅴ おわりに
🔶第Ⅲ部 入管行政の変容と司法の役割🔶
🔷第7章 出入国管理行政の司法的統制─合衆国の試みと日本への応用の可能性─〔大河内美紀〕
Ⅰ 問題の所在
Ⅱ マクリーン判決の克服の試み
Ⅲ アメリカ合衆国の出入国管理行政とその統制
Ⅳ むすびにかえて─裁量統制の可能性
🔷第8章 入管行政の域外化における政治と司法─制度の内側から難民の声を聴く─〔根岸陽太〕
Ⅰ はじめに─「拘禁と虐待と死へと追いやるのをやめてほしい」
Ⅱ 移民政策の域外化をめぐる闘争─イタリアの海上移民政策を例に
Ⅲ 移民政策の域外化における政治と法の弁証法─批判的絶対主義
Ⅳ 第三国での非正規移民の収容─責任回避に抗する倫理的実践
Ⅴ おわりに─「絶望の扉を閉ざすのをやめてほしい」
◇おわりに/村上正直・安藤由香里
