信頼と裏切りの哲学
出版社: 慶應義塾大学出版会
- 人はなぜ、裏切られても信じるのか――。
社会秩序の根源にあって、私たちの生活を支える「信頼」について
ホッブズ、ヒューム、カントらの哲学を手がかりに、
日常的な事例をもとに論じつくす。 - 序論 信頼の謎を掘り起こす
第1章 裏切りの誘惑に抗う――認知的信頼
第2章 善意のしるしと、裏切りの痛み――感情的信頼
第3章 制度とともに生きる――制度的信頼
第4章 裏切らない理由を求めて――信頼の多層構造
第5章 不信の力を見きわめる――自由と抵抗の拠点として
結論 信頼と裏切りの哲学