
主体としての子どもが育つ 保育内容「表現」
出版社: 北大路書房
- "主体としての子どもの育ち"を支える保育を「表現」の視点から探究。ワークや事例・動画・写真などを通して具体的に学ぶ。
- "主体としての子どもの育ち"を支える保育を探究するシリーズ。領域「表現」の視点から,子どもの表現の姿やその発達,遊びや生活における素朴な表現とその指導案などを取り上げ,多様な事例をまじえて専門的事項と指導法を一体的かつ実践的に学ぶ。ワークやQRコードを活用した動画・写真・関係資料等,工夫も豊富。
- はじめに
本書の特徴と使い方
序 章 主体としての子どもが育つ保育への誘い
第1節 子どもと保育の世界を感じよう
第2節 このとき保育者は……
第3節 5領域の視点で見てみよう
第4節 領域「表現」の視点から深める
第Ⅰ部 領域「表現」を知る
第1章 領域「表現」の変遷
第1節 戦後の保育内容に見る表現
第2節 感性と表現に関する領域「表現」の誕生と改訂(定)
第3節 感性と表現に関する領域「表現」の今とこれから
第2章 領域「表現」に関わる研究動向
第1節 環境から始まる表現
第2節 子どもの表現プロセスを捉える
第3節 表現が深まる保育者の関わり
第3章 子どもの表現とは?―領域「表現」をめぐる視点
第1節 素朴な表現の中にある,子どもの気持ち・人間関係
第2節 「気付き」という視点から表現を考える
第3節 即興性という視点から表現を考える
第4節 「感受」という視点から表現を考える
第5節 子どもの素朴な表現の背景を多面的に見る
第4章 領域「表現」の当たり前を問うことから領域「表現」を考える
第1節 保育の当たり前を見直してみよう
第2節 領域「表現」で描かれる子どもの姿について考えよう
第3節 子どもが主体の表現となるために保育者に求められること
第5章 つくり・つくり変えられていく(変貌する)表現
第1節 素材を楽しむ活動
第2節 偶然から始まり広がっていく表現
第3節 保育の環境と即興表現
第Ⅱ部 表現する子どもの姿から学ぶ
第6章 子どもの感性を見る―一枚の写真から
第1節 じっと見る
第2節 音を感じる
第3節 色を感じる
第4節 水を感じる
第5節 命を感じる
第6節 子どもの心が揺り動かされるために大切なこと
第7章 子どもの感性と表現を見る―一つの作品から
第1節 世界を感覚で捉える
第2節 子どもの表現を見る
第3節 あるもので,つくれる・遊べる・楽しめる
第8章 表現活動における子どもの育ち―一枚のドキュメンテーションから
第1節 表現活動を通した子どもの育ちの見える化
第2節 子どもの表現のドキュメンテーション(3・4・5歳児)
第3節 子どもの表現のドキュメンテーション(0・1・2歳児)
第Ⅲ部 主体としての子どもが育つ表現活動を考える
第9章 表現と環境―環境との出会い
第1節 園生活の中で子どもが表現するとき
第2節 「思わず表現したくなる」日常の創造
第3節 子どもの中から生まれる表現―事例をもとに考える
第4節 子どもの表現を社会につなぐ
第5節 「豊かな日常」から生まれる表現
第10章 広がり深まる子どもの表現と保育者の関わり
第1節 会話から始まる素朴な表現とその展開
第2節 憧れから始まる素朴な表現とその展開
第3節 遊びの中から始まる表現とその展開
第4節 日常の興味・関心から始まる表現とその展開
第5節 広がり深まる表現を支える保育者の存在
第11章 発表会を考える
第1節 発表会を行う意味を考える
第2節 表現活動を楽しむ子どもたち
第3節 生活発表会に向けて
第12章 子どもの豊かな表現を育むために
第1節 表現を育む土壌をつくる
第2節 音に出会い,音に気付く
第3節 憧れを表現する姿を受け止め,広げる
第4節 子どもたちの表現を育み深めていくために
第13章 保育案(表現)を考えよう
第1節 0歳児の保育―「身近なものと関わり感性が育つ」の視点から
第2節 1・2歳児の保育―領域「表現」の視点から
第3節 3歳児から5歳児の保育―領域「表現」の視点から
第4節 保育案作成のポイント
終 章 領域「表現」と「主体」を再考する
第1節 領域「表現」とは
第2節 乳幼児の主体的な活動が幼児教育・保育の中核をなす