人はいかに学ぶのか

人はいかに学ぶのか

出版社: 北大路書房
著者: 全米科学・工学・医学アカデミー、秋田 喜代美、一柳 智紀、坂本 篤史、柄本 健太郎、一柳 梢、三輪 聡子、小野田 亮介、時任 隼平、司城 紀代美、山路 茜、有井 優太
  • 脳科学・神経科学の進展や動機づけ研究の発展,さらに文化的多様性やICT等といった切り口から、人の「学び」の謎に迫る。
  • 教育界に大きなインパクトを与えた『How People Learn(邦題:授業を変える)』から20年。この間に明らかになってきた研究知見に基づき再構成された待望の最新版。脳科学・神経科学の進展や動機づけ研究の発展,さらに文化的多様性やICT等といった多様な切り口から,人の「学び」の謎に迫る。
    [原書]National Academies Of Sciences, Engineering, And Medicine (2018). How People Learn II: Learners, Contexts, and Cultures, National Academies Press.
    学びはダイナミックないとなみであり、越境する科学である。
    人はどこでどのように何を学ぶのか。本書は、全米科学アカデミー、医学アカデミー、工学アカデミーの総力を挙げ、脳科学と教育テクノロジーの最新の知識を盛り込んで編集された。前著『授業を変える――認知心理学のさらなる挑戦』と併読すれば、学習科学の全貌の最先端を知ることができるだろう。
    ―――佐藤 学(東京大学名誉教授)
  • 【主な目次】
    第1章 導入
     委員会への任務
     エビデンスの取り扱い
     本報告書のガイド
    第2章 文化と文脈
     学習の文化的性質
     文化,生物学的特徴,そして文脈のダイナミックな相互作用
     結論
    第3章 学習のタイプと発達していく脳
     学習のタイプ
     学習と脳
     結論
    第4章 学習を支えるプロセス
     学習の組織化
     記憶
     結論
    第5章 知識と推論
     知識ベースの構築
     知識と熟達化
     知識の統合と推論
     学習を支援するための方略
     結論
    第6章 学習への動機づけ
     理論的視座
     学習者の信念と価値観
     目標の重要性
     動機づけに対する社会文化的影響
     動機づけを向上させるための介入
     結論
    第7章 学校での学びへの示唆
     学校での文化と学習
     学問領域固有の学習
     学習者を参加させ,力を与える
     学習評価
     結論
    第8章 デジタルテクノロジー
     学習目標に合わせたテクノロジーの利用
     能動的な学習を促進するテクノロジー
     授業設計のためのテクノロジー
     学習の機会と課題
     結論
    第9章 生涯にわたる学び
     加齢に伴う変化
     学習障害
     高校卒業後の教育経験
     人材育成
     生涯学習の促進
     結論
    第10章 研究課題
     学習のダイナミックな性質
     研究課題

人気の社会/思想/経済書籍

クレジット表示/商標について
サイトについて