
現代日本の政治的不平等
出版社: 明石書店
- 日本の政治における民意の反映や政治代表のあり方を考察すべく、詳細な調査データをもとに、政治参加・政治意識・政策選好・代表性・政策応答性等の側面における差異を明らかにする。メディア・ジェンダー・外国人等の観点も含め、政治的不平等の実態を示す。
- はじめに
第1章 政治と不平等[山本英弘]
1 政治的不平等とは
2 政治的不平等の先行研究
3 データ
4 本書の概要
第1部 政治参加の不平等
第2章 社会経済的地位と政治参加[山本英弘・苗詩媛]
1 はじめに
2 シビック・ボランタリズム・モデル
3 データと変数
4 政治参加の規定因
5 おわりに
第3章 政治参加におけるジェンダー・ギャップ[大倉沙江]
1 はじめに
2 政治参加の形態と水準におけるジェンダー・ギャップ
3 資源,政治的関与,動員と参加経験
4 ジェンダー・ギャップの規定因
5 おわりに
第4章 メディア環境の変化と政治参加・政治意識[海後宗男]
1 はじめに
2 日本のメディア環境と政治との関係
3 日本のデジタル・ソーシャル・キャピタルとインターネットの問題
4 日本人の情報行動と政治参加
5 おわりに
第5章 外国人の政治参加と政治的不平等[明石純一・山本英弘]
1 はじめに
2 日本における外国人関連政策の潮流と外国人の政治的諸権利
3 外国人の参政権と政治参加
4 調査と分析:日本人は外国人の政治参加をどのように評価しているのか
5 おわりに
第6章 不平等是正政策に対する態度[関能徳]
1 はじめに
2 再分配の政治経済学
3 データと記述統計
4 実証分析
5 おわりに
第2部 政治代表の不平等
第7章 利益代表認知と記述的代表にみる政治的不平等――代表の不在と歪み[濱本真輔]
1 はじめに
2 代表論
3 有権者の利益代表認知
4 記述的代表の不平等認知とその規定因
5 おわりに
第8章 有権者はどのような代表を求めているのか――代表観・地位・政策[出口航]
1 はじめに
2 政治代表と代表観
3 有権者は議員に何を望んでいるのか
4 誰がどのような代表観をもつのか
5 おわりに
第9章 若年層の過少代表と是正策[菅谷優太]
1 はじめに
2 先行研究
3 是正策の導入を支持する有権者はどの程度いるのか
4 どのような有権者が導入に賛成あるいは慎重なのか
5 おわりに
第10章 公務員の代表性[柳至]
1 はじめに
2 代表的官僚制研究
3 公務員の政策観
4 公務員の平等観
5 有権者からみた公務員の代表性
6 おわりに
第11章 利益団体とメディアに対する有権者の評価――女性,低年齢層,低学歴層の視点から[久保慶明]
1 はじめに
2 投票参加,利益団体,メディアの相互関係
3 利益団体やメディアの構成
4 有権者による代表性の評価
5 おわりに
第12章 有権者からみた政策応答性の不平等[山本英弘・苗詩媛]
1 はじめに
2 データと方法
3 政策応答性
4 政策の事後評価
5 おわりに
引用文献
索引