家庭でバイリンガル・トライリンガルを育てる

家庭でバイリンガル・トライリンガルを育てる

出版社: 明石書店
著者: 桶谷 仁美
  • 米国ミシガン州の在留日本人家庭を対象に子どもの言語教育実践を行ってきた著者が、子どもの言語習得に最も大切とされている就学前の時期を中心に、家庭でのバイリンガル育て・トライリンガル(3か国語)育ての基礎知識・実践例について紹介する。
  •  序文(英日)[ジム・カミンズ]
     この本を出版するにあたり(日英)[桶谷仁美]
    理論編[桶谷仁美]
    はじめに
     1.対象となる子ども
     2.バイリンガル・トライリンガルの種類
      a.「連続バイリンガル」
      b.「同時バイリンガル」
      c.「同時トライリンガル」
    第1章 基本的な考え方
     1.子どもの言語習得の過程
     2.言語xと言語y、そして言語zの関係
     3.2つの言語能力
     4.言語活動をどう見るか
     5.大切な「語彙」
     6.言語の接触の量と質で大切なこと
    第2章 先行研究
     1.「連続バイリンガル」育て
      a.親の社会経済的地位、学歴、そして貧困
      b.入国年齢と滞在年数
      c.現地語である第2言語を習得する為に
     2.「同時バイリンガル・同時トライリンガル」育て
      a.家庭での言語使用の種類
      b.家庭での言語使用の方法――同時バイリンガル育ての場合
      c.家庭での言語使用の方法――同時トライリンガル育ての場合
     3.日本の「モノリンガル」育ての研究から学べること
      a.教育格差の本当の理由
      b.親のしつけ方
    第3章 効果的に育てたい就学前
     1.就学前に社会情動的スキル(非認知能力)を高める
     2.家庭での子どもとの言葉のやりとりの方法
     3.コードミキシング
     4.帰国後の対応
    第4章 バイリンガル・マルチリンガル教育プロジェクトの取り組み
     1.バイリンガル・マルチリンガル教育プロジェクトの経緯
     2.乳幼児・園児・小学低学年への取り組みの概要
     3.就学前の子どもを持つ永住者と駐在者の類似点
     4.話す力の測定及び保護者面談から見えてきたこと
     5.まとめ
    おわりに
     付録:「乳・幼時期の言語発達」
     参考文献
    実践編
    実践編1 バイリンガル育て・トライリンガル育て 事例紹介[桶谷仁美]
     はじめに
     事例紹介1~11
    実践編2 就学前の親と子のメンタルヘルス[市川ベロニカ]
     はじめに
     1.不登園・不登校
      ケーススタディ
      解説
      a)キンダーガーデンの位置づけ
      b)不登園・不登校の位置づけ
      c)不登校の取り組み
      d)家族に及ぼす影響――パンドラの箱
      e)夫婦
     2.問題解決に向けて
      a)受診にあたってのスタンス
      b)受診の為のガイドライン
      ①精神科医(Psychiatrist)vs.臨床心理学者(Clinical Psychologist)
      ②ソーシャルワーカー、MFCC(Marriage Family Child Counselor)等
      ③治療者の選択
     最後に
     参考文献
    実践編3 言葉を育てる活動紹介[林る美・サビーナ智子]
     はじめに
     月ごとの活動集リスト
     第1章 季節にあわせた活動と絵本(1月~12月)
     第2章 活動に役立つ資料集
    英語訳(理論編・実践編1・実践編2)
     編著者・著者紹介

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