
尊厳とAI・ロボット
出版社: 法政大学出版局
- 尊厳概念を再検討し、AI時代に倫理的・社会的課題を考えるための不可欠な思考枠組みとして位置づけ、その可能性を多角的に考察する
- 尊厳をAI時代の倫理的・社会的課題を考えるための不可欠な思考枠組みとして位置づけ、その射程と可能性を、概念・制度・実践の水準から多角的に考察する。
- AI・ロボット技術の急速な発展は「人間の尊厳」に再定義を迫り、「人間とは何か」を根本的に問い直す。尊厳は法・社会・技術の中でいかに制度化されているのか。AI・ロボットの研究者や事業者は尊厳をどのように理解し自身の研究やビジネスに位置づけているのか。本論集は、尊厳をAI時代の倫理的・社会的課題を考えるための不可欠な思考枠組みとして位置づけ、その射程と可能性を多角的に考察する。
- 編者前書き AI・ロボット倫理の最重要概念としての尊厳(杉本俊介)
第Ⅰ部 尊厳概念の再検討──AI時代において人間の尊厳とは何か
1 AI時代における人間の尊厳──生成AIを事例として(杉本俊介)
2 人間の尊厳とAI(神崎宣次)
3 プライバシーの倫理と人間の尊厳──ルチアーノ・フロリディの議論を手がかりに(下道亮成)
第Ⅱ部 尊厳の制度化──法・社会・技術の中で尊厳はいかに機能するのか
1 データ保護法とAI法における「人間の尊厳」(宮下紘)
2 社会的規範と技術的規範の関係──デジタル化は社会を変容させる可能性を有するのか、という問いについて(ヨナス・バルト+カタリーナ・ブロック+ゲザ・リンデマン+ヨハンナ・フレーリヒ、桐原隆弘=監訳、高原亮+春田大登=訳)
第Ⅲ部 尊厳の境界線──AI・ロボットは人間中心主義をいかに揺さぶるのか
1 自然言語処理研究における種差別(竹下昌志+ジェプカ・ラファウ)
2 AI・ロボットと死者に関する尊厳(工藤郁子)
3 音声合成AIの開発・利用における倫理的課題(高原亮+高萩智也)
第Ⅳ部 AI・ロボット研究者へのインタビュー集
序 哲学的実践としてのインタビュー──AI・ロボット研究者との対話(吉田幸司+清水友輔)
1 大澤博隆
2 坂口慶祐
3 上出寛子
4 森裕紀
5 牛久祥孝
6 矢向高弘
編者後書き 『きまぐれロボット』と『ロボット(R.U.R.)』の間(加藤泰史)
執筆者・訳者紹介
