レヴィナスの論理

レヴィナスの論理

出版社: 法政大学出版局
著者: ジャン=フランソワ・リオタール、松葉 類
  • レヴィナスとカントの差異を示す未完の表題作をはじめ、現象学的他者論、言語論およびユダヤ的倫理を考えるうえの五篇を収録。
  • リオタールは生涯にわたりレヴィナスから継承した〈他者の呼び声〉を軸とする倫理学分析を続けた。現象学的他者論、言語論およびユダヤ的倫理を考える五篇を収録。
  • レヴィナスより継承した〈他者〉という問題を生涯にわたり考究しつづけたリオタールによるレヴィナス論集。リオタールの国家博士論文『言説、形象』と主著『文の抗争』とを接続する言語論的転回の始発点を示す表題作、ハイデガーおよびユダヤ性をめぐりリオタールとレヴィナスが対峙したセーヴル討論の記録「知とは別様に」ほか五篇と、P・オーディによる序文、G・スフェズによる解題を収録。
  • 本書の紹介(ポール・オーディ)
    第Ⅰ部
    レヴィナスの論理
    知とは別様に
     第一討議
     第二討議
    第Ⅱ部
    規制的言表における他者と、自律の問題
    他者の諸権利
    刃の乱れ──(〈隠喩〉)を称えて
    〈他者〉の厚み(ジェラール・スフェズ)
     カントとレヴィナス──アプローチの近縁性
     カントを超えた歩み
     〈あなたは為すべし〉という文と他者の諸権利
     〈他者〉か複数の〈他者たち〉か
     切っ先の乱れ
     極端さと慎重さ
    訳者あとがき

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