新版 古代ギリシアの同性愛

新版 古代ギリシアの同性愛

出版社: 筑摩書房
著者: K.J.ドーヴァー、中務 哲郎、下田 立行
  • 西洋古典学の大家が、文学・美術・法文献を徹底的に調べあげ、同性愛の道徳・美的感覚から具体的作法までに迫った記念碑的名著。解説 栗原麻子
  • 古代ギリシアの文化と社会を知るうえで、無視することのできない同性愛的傾向。それは、どのような形で表現され、受けとめられていたのか。本書は20世紀を代表する古典学の権威が、紀元前の8世紀から2世紀にわたる詩、壷絵、アリストファネスの喜劇、プラトンの対話篇、法廷弁論から落書にいたる膨大な史料を精査した、古代ギリシア研究史上の画期的名著である。同性愛的な行為と感情を克明に追い、性的関係のもつ複合的性格と自由で多種多様な姿を描きだすことによって、ジェンダー研究の基礎文献となった。収録図版多数。
    解説 栗原麻子
  • 第Ⅰ章 問題点・資料・方法
    1 方針
    2 美術
    3 文献
    4 用語
    第Ⅱ章 ティマルコス告発
    A 法律
    1 男の売春
    2 刑罰
    3 身分
    4 ヒュブリス
    B エロスのさまざまな現れ
    1 売春容疑に対する弁護
    2 エロスと欲望
    3 エロスと愛
    4 つきまといと鞘あて
    5 同性愛の詩
    C 自然と社会
    1 自然の衝動
    2 男の体形と女の体形
    3 男らしさと女らしさ
    4 追う者と逃げる者
    5 求愛と性交
    6 支配する側と屈服する側
    第Ⅲ章 特殊相と展開
    A 秘めざる恋
    B 偏愛と幻想
    C 喜劇における同性愛
    D 哲学における同性愛
    E 女性と同性愛
    第Ⅳ章 変遷
    A ドーリス人
    B 神話及び歴史
    原註
    訳者あとがき(一九八四年)
    著者後記(一九八九年)
    新版訳者あとがき(二〇〇七年)
    文庫版解説 色差豊かな世界の分析 栗原麻子

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