絵本をみる眼

絵本をみる眼

出版社: 筑摩書房
著者: 松居 直
  • よい絵本とはどんな絵本か? 『ぐりとぐら』『だるまちゃんとかみなりちゃん』を送り出した名編集者が考える絵本の本当の魅力とは。解説 古川信夫
  • 子どもにとって絵本とは?──それは確かな手ごたえのある世界が存在し、そこへ入り楽しむことができるもの。『ぐりとぐら』『てぶくろ』『どろんこハリー』など、読み継がれる絵本にはどんな仕掛けがあるのか。日本のイラストレーション史における赤羽末吉、安野光雅、加古里子らの魅力と重要性とは。福音館書店で数多の名作を手がけた著者による不朽の絵本論。
    解説 古川信夫
  • 序章 ことばの体験と絵本
    第一章 子どもが喜ぶ絵本
    1 物語る絵と細部──『てぶくろ』
    2 子どもが喜ぶ秘密──『ぐりとぐら』
    3 テーマと表現──パット・ハッチンスの絵本
    4 物語る力を持ったイラストレーション
    5 〝動き〟はさし絵の生命
    6 オリジナリティーとリアリティー
    第二章 日本の絵本画家の仕事
    1 日本のイラストレーションの流れ
    2 瀬川康男──現代絵師の芸・線
    3 赤羽末吉──物語る力と卓越した構成力
    4 安野光雅──絵本の中の位相の空間
    5 加古里子──知的生産の技術者
    6 田島征三──『ふきまんぶく』の土と『しばてん』の血
    7 岩崎ちひろ──数少ない真の抒情画家
    8 BIBと日本のイラストレーターたち
    第三章 忘れえぬ旅とひと
    1 フェリクス・ホフマンの遺産
    2 絵本の展望──一九六九年に見たもの
    3 タボールの町と世界で最初の絵本
    4 すぐれた資質の画家たち
    5 白いチマ・チョゴリの印象
    第四章 絵本『ももたろう』の誕生
    Ⅰ 昔話を再話する
    Ⅱ 「桃太郎」にこだわる
    Ⅲ 絵本『ももたろう』の誕生
    附 二つの「桃太郎」
    第五章 編集者論のためのノート
    1 絵本づくりの原点
    2 求められる二つの眼
    3 事故の整理学
    掲出図書一覧
    執筆紙誌一覧
    あとがき
    松居直のふたつの眼 古川信夫

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