
紅い翼の翻訳家
出版社: 紅龍堂書店
- 絶滅言語の翻訳家と、亡命した作家――「存在しない言葉」を届けるふたりの物語。日本文芸作品。
- 亡命者の言葉や希少・絶滅言語など「存在しない言葉」をめぐる翻訳を主題とした現代ファンタジー。言語・文化・帰属をテーマに、一般読者および言語関心層に向けた日本文芸作品。
- 亡命作家と、絶滅言語の翻訳家。
――「存在しない言葉」を届けるふたりの物語。
「出版してよ。私が死んだらね」
故人の願いを叶えるため、海を渡るナディア。
遠い島国の山奥の幽霊屋敷に、問題の翻訳家は待っていた。
「ご依頼ですね。高地アーレンベルク語ですか。低地アーレンベルク語ですか」
ナディアには馴染み深い言葉だが、
この国の人たちは耳にしたことがないという。
謎の言語を扱う翻訳家の少女と、
母語を物珍しがられることに苛立つ作家。
それでも誰かに届く形へと編み直す営みは、翻訳なのか――
あるいは魂を削る嘘なのか。
◆関連作品:
『王の庭師――アーレンベルクより愛をこめて』(ISBN978-4-902381-47-4)
本書単体でもお楽しみいただけますが、
二つの物語は、同じ世界のどこかでつながっています。 - プロローグ
第一章 イーデルハイムの村はずれ
第二章 アジアの島国
第三章 山奥の幽霊屋敷
第四章 疑念
第五章 翼の跡
主要参考文献一覧
幻想の彼方へ
