
猫と鼠
出版社: あいんしゅりっと
- 『ブリキの太鼓』に続く、ノーベル文学賞受賞ギュンター・グラスの故郷ダンツィヒを舞台にした初期を代表する「ダンツィヒ三部作」2作目の短編小説をグラス没後10年の2025年に復刊。1977年集英社発行を底本に、書…
- 第二次世界大戦の暗い影を落とす、バルト海に面した港町で暮らす少年たちの生き生きとしつつも、ちょっといびつな日常の物語。主人公と友人のマールケたちは沈没したポーランドの掃海艇に潜り、いろいろなものを引き上げてくる日々を送っていたが、やがて軍隊に加わり、戦争に関わっていくことに。
戦後の世界文学の最も偉大な作家の一人で、1999年ノーベル文学賞を受賞したギュンター・グラスの、初期を代表する「ダンツィヒ三部作」2作目の短編小説を刊行。「ダンツィヒ三部作」はグラスの故郷ダンツィヒを舞台にした、自伝的要素が強い3作品のことで、有名な『ブリキの太鼓』は1作目にあたる。
本書は1977年集英社発行を底本に復刊し、書き下ろしの解説を追録。