改稿新版 日常的な延命〜「死にたい」から考える

改稿新版 日常的な延命〜「死にたい」から考える

出版社: ナナルイ
著者: 小川和
  • ふと「死にたくなる」。それはどこからやって来るのか?承認欲求に対する安心欲求というワードから論を展開していく。
  • ふと「死にたくなる」。それはどこからやって来るのか?その時どうすれば?「ひきこもり移民」「筋トレ」「承認欲求と安心欲求」をキーワードにカフカ、ベケットの思考もたどりつつ考察する。
  •  朝、ふと目が覚めて、少ししてから「死にたい」と思った。理由はわからない。わからないけれどなんだか「死にたい」と思う。そのことについて考えてみる (冒頭より) 
    若手批評家の小川和による単著第1作。2024年発行の初版の表現や記述に見直した改稿新版です。
     著者は「『死にたい』とはどのようなものなのか。無論、答えは人それぞれに異なっている。だからこれは、自分で自分の悩みに答えを出すために書いたものである」と語っていますが、共感できないものだけでなく、どこか共感さえできてしまう範囲の「死にたい」にまで思考が巡らされていることが本著の特徴です。
    表紙は、2024年VOCA大賞の若手現代美術家・大東忍が本書のために描き下ろし。
    序論 承認欲求社会の生きづらさ
    第1部 安心欲求論
     1章 「死にたい」の宛先
     2章 「死にたい」に込められた2つの願望
     3章 安心欲求の摘出
     4章 制作で流れる
     5章 ひきこもり移民というダイブ
     6章 個人作家アニメーションと抽象性の現在
     補遺 自殺予防のセーフティネット
    第2部 バーチャル/アクチュアル主体論
     7章 相対性のブラックホール
     8章 筋トレと自己準拠的な身体
     補遺 『呪術廻戦』、 『PIECE ONE』 の断片的な考察
    第3部 幽霊的「死にたい」論
      9章 郵便的不安の重なり
     10章 2010年代の躁鬱
     補遺 Z世代にみる承認と安心の掛け算
    第4部 フランツ・カフカ論
     11章  だれが 『変身』 するのか
     12章  『訴訟』 の謎多きプロセス
    日常的な延命
  • 序論 承認欲求社会の生きづらさ
    第1部 安心欲求論
     1章 「死にたい」の宛先
     2章 「死にたい」に込められた2つの願望
     3章 安心欲求の摘出
     4章 制作で流れる
     5章 ひきこもり移民というダイブ
     6章 個人作家アニメーションと抽象性の現在
     補遺 自殺予防のセーフティネット
    第2部 バーチャル/アクチュアル主体論
     7章 相対性のブラックホール
     8章 筋トレと自己準拠的な身体
     補遺 『呪術廻戦』、 『PIECE ONE』 の断片的な考察
    第3部 幽霊的「死にたい」論
      9章 郵便的不安の重なり
     10章 2010年代の躁鬱
     補遺 Z世代にみる承認と安心の掛け算
    第4部 フランツ・カフカ論
     11章  だれが 『変身』 するのか
     12章  『訴訟』 の謎多きプロセス
    日常的な延命

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