ヘルプ・ミー・シスター
出版社: アストラハウス
- キーワードはプラットフォーム労働、ギグワーク、そしてシスターフッド。韓国で反響を巻き起こした「ハイパーリアリズム」お仕事小説
- プラットフォーム労働、ギグワーク……。アプリをインストールしたスマホが手放せない。韓国で反響を巻き起こした、すべての現代人に共感必至の「ハイパーリアリズム」お仕事小説。ティーンのリアルなSNS事情も活写。
- わたしたち、「サイバープロレタリア」なの!?
韓国で反響を巻き起こした「ハイパーリアリズム小説」、待望の邦訳
スギョンは30代、わけあって失業中。同居の家族は「個人投資家」の夫と、スギョンの父と母、さらに甥っ子が2人(高校生と小学生)。6人家族で、金を稼いでくる大人が1人もいないなんて。
プラットフォーム労働、ギグワーク……。仕事用のアプリをインストールした携帯電話が一日中手放せない。ソウルの古くて狭い2DKのマンションに六人で暮らす家族の「お仕事」をテーマにした群像劇。思わず出てしまうため息と「サイバープロレタリア」としての問題提起を、リアルに、ユーモラスに描ききった話題作。韓国では「ハイパーリアリズム小説の傑作!」と賞賛されました。お隣の国で起きていることは、世界中で起きていること。共感必至の一冊です。 - 目次
第一章
スギョン
ヨスク
ボラ
第二章
ウジェ
チョンシク
サイバープロレタリア夫婦
第三章
ウンジ
ジュヌ
八百五十ウォン
第四章
ヘルプ・ミー・シスター
ピボット
第五章
笑う家族
作家の言葉
訳者による解説