
桜人伝説 桜をめぐる作家たち
出版社: 集広舎
- ――日本人はみな死ぬ前に桜狂になる。
桜にかかわった作家や文化人の私生活を探ると
多くの人が桜をめぐって絆綱を深めている事が判る。
人はみな還暦を迎えると桜に目覚め、
それまで囚われていた出世欲や、金銭欲から解き放される。 - 第1章 成城学園の桜人たち
―― 水上勉、大岡昇平
第2章 那須高原の別荘に集う桜人
―― 里見弴、水上勉、宇野千代
第3章 鎌倉の桜大人
―― 小林秀雄(西行と本居宣長)、吉井長三、今日出海
第4章 民俗学者と桜の俳人たち
―― 柳田國男、折口信夫、山本健吉、岡野弘彦
第5章 野口雨情と「雨情しだれ」
―― 日光植物園久保田秀夫
第6章 桜校長高松祐一をめぐる桜人
―― 牧野富太郎、佐野藤右衛門
など、桜秘話が満載です。