ベ平連とその時代 身ぶりとしての政治

ベ平連とその時代 身ぶりとしての政治

出版社: 有志舎
著者: 平井 一臣
  • フランスデモ、徹夜ティーチ・イン、ジョーン・バエズ、フォークゲリラ・・・・・・。新しい試みで反戦を訴え、共感を広げていくこ…
  • ベトナム戦争が激化し、高度成長まっただ中の1965年、べ平連(ベトナムに平和を!市民連合)は登場した。それまでの社会運動とは違い、デモをしながら道行く人びとにカラフルなビラや花を配り、フォークソングを歌い、反戦スナック・喫茶店を開き、ユニークなミニコミを発行し、自由な発想で、「ふつうの市民」としてそれぞれの主体性を尊重しあい、各地で反戦の声を上げていった。彼ら/彼女らは多様な「身ぶり」を通して日常に新しい政治空間を創造していったのである。このような運動がなぜこの時代に登場し、全国に拡大していったのか。ベ平連の思想と行動の意味を現代史のなかから明らかにする。
  • プロローグ 
    第一章 ベ平連まで
    第二章 ベ平連発足
    第三章 「つなぎの運動」から「持続する運動」へ――初期ベ平連の運動
    第四章 地域からのベ平連
    第五章 脱走兵と七〇年安保
    第六章 フォークソングとハンパク――対抗文化運動としてのベ平連
    第七章 安保を過ぎて
    エピローグ

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